「ウェビナーを開催しているけれど、どんな話し方をすればいいかわからない」「もっと受講生を惹きつけられるよう、話し方の改善点が知りたい」
オンラインセミナーを開催していると、このようなことで悩む方が多くいるようです。対面形式のセミナーとは異なり、ウェビナーでは受講生の表情を直接見ることができないので、本当に伝わっているか心配になってしまうのでしょう。
そこで今回の記事では、受講生の記憶に残るようなウェビナーでの話し方のコツ、注意点、さらには改善方法をお伝えします。
1時間以上かかる長丁場のオンラインセミナーでも、受講生を最後まで飽きさせず離脱を回避できるような話し方を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
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目次
ウェビナーでの話し方のコツ
オンラインセミナーでは、どのような点に気をつけて話せばいいのでしょうか。話し方のコツを具体的に紹介します。
笑顔を心がける
オンラインセミナーでは笑顔で話すよう心がけましょう。特に、画面越しで参加者と初めて出会う場合、第一印象が肝心です。「参加いただきありがとうございます」と感謝の気持ちを伝えるためにも、笑顔が必要です。
ウェビナーの最中でも、笑顔で明るい雰囲気の講師に、参加者は好印象を持つはずです。参加者は、講義内容だけでなく講師や主催者の人となりも観察しています。笑顔が素敵な講師からの話は、スッと頭に入りやすくなるので普段より多めに微笑むようにしましょう。
短文で伝える
参加者にオンラインセミナーの内容をしっかりと理解してもらうために、一文一文を短文にするよう心がけましょう。学生時代、朝礼でダラダラと長く話す学校の先生の話は、頭に残りにくいと感じたことはありませんか?ウェビナーでも同様で、冗長的な話は人を飽きさせます。
原稿を丸憶えする必要はありませんが、一文ごとにポイントを押さえた内容を伝えるよう心がけることが大切です。頭の中で常に「何を伝えたいか」はっきりさせて短い文章で伝えれば、参加者の理解が深まり「もっと知りたい」と思ってもらいやすくなります。
ゆっくり話す
短い文章で伝えることができたとしても、速く話してしまうのは禁物です。話すスピードが速いと、一つひとつの単語が聞き取りにくくなるだけでなく、参加者にとって理解が難しくなるからです。
参加者にとって、ためになる正しい情報を伝えていたとしても、聞き手が理解できなければ意味がありません。オンラインセミナーでは、参加者の表情を見て理解度を図ることは難しいですが、ゆっくり丁寧に話すことで言いたいことが伝わりやすくなります。
情熱的に説明する
ウェビナーでは普段よりも情熱的に話すようにすると効果的です。画面越しだとリアリティに欠けてしまう部分があるので、情熱的に説明し、相手の感性を少しでも刺激するようにしましょう。
逆にいえば、淡々と話す人のセミナーは対面でも眠くなってしまいます。離脱を防ぐためにも、しっかりとメリハリをつけて「この商品を使ってみたい」「今回のセミナーは面白い」と思ってもらえるよう、話し方に工夫してください。
カメラ目線を意識する
オンラインセミナーではカメラ目線を意識することで、効果的に伝えられるようになります。講師とまったく目が合わないと、参加者はセミナーへの関心が薄くなってしまうからです。
パソコンやタブレット、スマホなど、たとえ画面越しでも目線が合えば、受講者の注意を惹きつけやすくなるので、気をつけるようにしましょう。
初めは慣れないかもしれませんが、カメラを見つめるときにレンズを通した向こう側に参加者がいることを意識して、講義することをおすすめします。
ジェスチャーを使う
人に何かを伝えるとき、表情や話す言葉だけでなく、身振り手振りのジェスチャーも効果的です。動きをつけることで、長丁場の動画でも飽きにくくなります。
「ここがポイントです」というとき人差し指を立てたり、驚いたとき体をのけぞったりするなど、話の流れに合わせてジェスチャーをしてみましょう。講師の動きが活発だと、参加者も思わず聞き入ってしまうはずです。
ウェビナーの話し方の注意点
オンラインセミナーで注意すべき点をいくつかお伝えします。
話しっぱなし
講師がウェビナーの最初から最後まで話しっぱなしの状況は、作らないようにしてください。オンラインセミナーは、もちろん参加者が有益な情報を受け取るためのものですが、話しているだけでは参加者も飽きてしまいます。
区切りのいいところで質問タイムを入れて、チャットや質疑応答機能で質問に回答したり、参加者同士で会話する時間を設けたりしてみましょう。
一方的なセミナーにするのではなく、双方間のコミュニケーションを楽しめるようにするのがポイントです。
台本を棒読み
ウェビナーを開催するとき、講義内容のシナリオやアウトライン、セミナー中に見せる資料を準備しても構いませんが、それを棒読みするだけの時間にならないよう注意しましょう。
台本を読んでいるだけでは、参加者の心に何も響きません。聞いている側も「つまらない」と感じやすくなり、離脱者が増える可能性があるからです。
一字一句を書き込んだ台本を作るのではなく、セミナーで説明する項目を端的に記載しておき、本番では自分の言葉で伝えるようにしましょう。その方が思いを込めた内容を説明できるようになるはずです。
ずっと無表情
オンラインセミナー中、ずっと無表情でいることも避けるようにしましょう。無表情でいると参加者は心が開きにくくなるため、せっかくのセミナー内容も、記憶に残りにくくなってしまいます。
普段あまり表情が変わらないタイプなら、感情豊かに話すことを人一倍心がけることが大切です。そうすればウェビナーにメリハリがつき、参加者も関心を失うことなく最後まで聞いてくれやすくなるでしょう。
「あの~」「えっと」などを多様
ウェビナー中は「あの~」「えっと…」といった単語は禁物です。このような言葉は、何を発言しようか迷っているように聞こえるため、頼りない印象を相手に与えてしまいます。
講師として参加者にセミナーを開催するにあたり、確実な情報を提供して「この商品を使ってみたい」「もっと詳しく話が聞きたい」と感じてもらう必要があります。もちろん数回なら構いませんが、多すぎると参加者に不信感を与えるので、気をつけるようにしましょう。
ウェビナーの話し方を改善するには
オンラインセミナーでの話し方が上手くなるためにはどうすればいいのでしょうか。ここでは改善方法をお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
カメラの周りに聞き手を用意
ウェビナーを開催して生配信しているとき、たとえ参加者が数十名いたとしてもその姿は見えません。そのため講師は、まるで1人で話しているような気分になってしまうことがあります。
1人で長時間話し続けることが難しければ、カメラの隣りに聞き手を配置ましょう。同じ会社のスタッフでも、外部参加者でも構いません。講師が何かを言ったら、声を出さなくとも「うん、うん」と相づちを打ってくれたり、「なるほど~」といった表情をしてくれたりする相手です。
その人をまるで自分のセミナーの参加者のように考えれば、「しっかり聞いてもらっている」感覚が生まれるので、自信がついてきます。
YouTuberのように、カメラの前で1人で話し続けるには、ある種の才能や訓練が必要です。もし難しいと感じるなら、何名か撮影場所に来てもらって聴講してもらえばリラックスしてウェビナーに挑めるようになるでしょう。
深呼吸してリラックス
参加者に内容をしっかり覚えてもらえるようなオンラインセミナーにするためには、講師はリラックスする必要があります。緊張感があると参加者にも伝わってしまい、内容がスムーズに理解しにくくなるでしょう。
緊張感をほぐすためには、深呼吸が一番です。オンラインセミナー開催前には、深呼吸をして臨むようにしましょう。万が一、セミナー中に頭が混乱して話が詰まってしまっても、一呼吸おくことで冷静さを取り戻せます。
体調を万全に
オンラインセミナーの開催前は体調を万全に整えるよう注意しましょう。セミナーで話す内容や資料作成など、配信に必要な準備ができれば、あとは当日の自分のコンディション次第です。
顔色が悪かったり、体のどこかを痛めながら話したりしてしまうと、フルに能力を発揮することができません。参加者にも心配をかけてしまい、セミナー内容に集中できなくなるので注意しましょう。
配信内容を確認
何度かウェビナー配信が終わったら、自分のパフォーマンスチェックを実施しましょう。ダラダラと話していないか、無表情になっていないか、「あの~」や「えっと…」を多用していないかなど、上記で紹介した話し方のコツや注意点をもとに、改善内容を洗い出してください。
最初は自分の姿を画面で見るのが恥ずかしいかもしれませんが、しっかりと向き合うことで今後のセミナーの質が高まります。また、信頼できる上司や先輩、同僚などにも見てもらってアドバイスを受けるようにするのもおすすめです。
改善を重ねて、参加者の満足度の高いウェビナーを届けられるようになりましょう。
ウェビナーで話し方に注意して参加者を惹きつけよう
参加者が「もっと知りたい」と思うようなウェビナーを作るためには、話し方にも気を配る必要があります。ジェスチャーや表情も加えて、わかりやすく端的な文章で説得力のあるオンラインセミナーを目指しましょう。
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