ウェビナーのアンケート機能を活用しよう!質問項目・回答率アップのコツ

ウェビナーを実施したあと、参加者にアンケートをとっていますか?参加者の意見をもらうことで、新商品のアイデアを思いついたり、サービスの改善につなげたりできます。

この記事では、ウェビナーの後にアンケートをとる必要性をくわしくご紹介します。そして、おすすめのアンケート項目や、回答率をアップさせるポイントも解説するのでぜひ参考にしてください。

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ウェビナー後のアンケートが重要な4つの理由

なぜウェビナーを開催した後はアンケートをとるべきなのでしょうか?ウェビナーは従来の会場開催型のセミナーと違って、直接参加者と顔を合わせることがありません。

そのため個別でセミナーの疑問点や感想を聞きづらいという弱点があります。弱点をフォローできるうえ、貴重な参加者のデータを集められるのがアンケート機能です。

そんなアンケート機能を活用するメリットを、くわしくご紹介します。

フォローアップがスムーズになる

会場開催型セミナーは、主催者と参加者がその場で気軽に質疑応答できます。一方ウェビナーは、オンライン開催なので参加人数が多く、チャットや音声でのやりとりが中心。

一人ひとりとコミュニケーションをとることは難しいです。アンケートをすることで参加者の声をくわしく知ることができ、スムーズにフォローアップができます。

見込み顧客の年代や性別などを把握できる

年代や性別などのプロフィールを回答してもらえば、参加者の層を把握できます。ウェビナーをきっかけに、顧客化を目指すターゲット層がどれくらい参加してくれたのかを数値化できるのです。

たとえば狙った年代の参加が多ければ、マッチしたウェビナーを提供できた証明に。反対にターゲット層の参加率が低い結果なら、ウェビナーのテーマや集客方法の見直しが必要です。

それと同時に潜在的な顧客を把握するきっかけにもなります。想定していない層の参加が多ければ、そこに合わせたウェビナーや新商品、新サービスを作るアイデアが生まれるのです。

参加者の不便を解消できる

参加者側の不満点をアンケートで聞くことで、次のウェビナーに反映できます。音質、画質などの配信環境面の問題は、実際に参加してみないとわからないもの。

それを1人ひとりから聞き出せるのがアンケートです。また、セミナーのテーマがきちんと参加者に伝わったかや、理解のしやすさも評価してもらいましょう。

ほかにも寄せられたマイナス意見をもとに、次回のウェビナーの質向上へつなげていけます。

後のオリジナルコンテンツ作成に役立つ

社内だけでは意見の数に限りがありますが、ウェビナーは数千人、数万人などの大規模の意見を一度に受け取れます。たとえば、このジャンルの情報が知りたいといったリクエストは、積極的にウェビナーのテーマにしましょう。

集まったアンケート結果の一部を発表するだけでも、セミナーのオリジナルコンテンツになります。一方的に発信するだけでなく、参加者の声を聞いて反映させれば顧客化率が高まります。

ウェビナーで設定すべきアンケート項目は?

アンケートはできるだけ具体的で、回答しやすい質問にしましょう。誰でも答えられるように、パーセントや5段階評価にするのがおすすめです。

また、データとして収集したい項目も設置しておくと、ビジネスチャンスにつなげられます。ここでは、必ず設置したい5つのアンケート項目をご紹介します。

名前・年代・住所(都道府県)

どんな人が参加しているのか、名前と年代、住所などのプロフィールを記入してもらいましょう。ターゲット層が何%参加していたのか一目で判断できます。

また、想定外の層が視聴していれば、そこに新ビジネスのアイデアのきっかけにもなります。メールアドレスなどの連絡先も記入してもらうと、メルマガや新商品の案内などの情報をこまめに発信できます。

参加動機

「なぜこのウェビナーに参加しようと思ったのか?」「どうやってウェビナーを見つけたのか?」

ネットの広告なのか、友人の宣伝なのか、はたまたネット検索から参加したのか、どのルートでウェビナーに辿り着いたのかを把握できます。

たとえばネット広告を出していたのに、ネット検索からの流入が圧倒的に多ければ、広告の打ち出し方の見直しが必要です。どの部分の宣伝に力を入れればいいのかが明確になるので、忘れずに取り入れましょう。

ウェビナー参加後の変化

ウェビナーに参加したあとに疑問や悩みは解決したか、効果を聞いてみましょう。

「内容は理解しやすかったか」「講師の印象は良かったか」といった満足度を中心に構成してください。

参加をきっかけに行動を起こしたいと思ってもらえるような、魅力的な内容づくりに役立てていけます。

今後改善してほしい点

改善してほしいマイナス点もアンケート項目に取り入れましょう。たとえば音質、画質に問題はなかったか、料金は適切だったか、セミナーの時間の長さなどです。

運営や構成で気になる点を評価してもらえば、次回の改善点がわかりやすくなります。

知りたい・学びたい情報のリクエスト

今後どのような情報を知りたいのか、してほしいことをリクエストしてもらいましょう。

参加者の直接的な要望を聞くことで、ウェビナーの質向上や、新サービスや新商品開発のビジネスチャンスに活かせます。

また、「こんなサービスがあれば利用したいか?」といったアイデアに対する関心度を集計できる質問もおすすめです。

ウェビナーのアンケート回答率をアップさせるコツ

アンケートの回答率が低いと、統計データとしての正確性に欠けます。オリジナルコンテンツを作っていこうとしても、意見が少なければアイデアも生まれないもの。

参加者にできるだけアンケートに答えてもらうため、意識したいポイントをご紹介します。

質問を具体的にする

質問はとにかく具体的にしましょう。「今回のセミナーの感想は?」「講師はどうでしたか?」といった抽象的な質問は答えづらいです。

たとえば「今回のセミナーの中で、もっとも役立ったパートは?」「講師の話すスピードは聞き取りやすかったですか?」と、具体性のある内容にしましょう。

こうしたアンケート結果は貴重なデータになるうえ、セミナー講師へのフィードバックにも役立ちます。

選択式の設問を中心に作る

選択肢をあらかじめ用意すると、参加者の負担が少ないです。回答に迷わないように、選択肢も具体的で複数のパターンを用意してください。

たとえば、「セミナーの○○というテーマの説明はわかりやすかったですか?」という質問なら、「とてもわかりやすい~わかりづらい」と段階評価にすると集計もとりやすいです。

その下にフリースペースも設ければ、より具体的な意見をもらえることがあります。

アンケート結果を一部公表する

アンケート結果の一部を、次回のウェビナーで公表すると参加者から共感を得やすいです。たとえば、「前回のアンケートのご意見を元に、今回はこのテーマについてお話します」と、アンケート結果を元に作ったコンテンツだとアピールしましょう。

実際に意見が反映されるとわかれば、回答した参加者の満足度が上がるうえ、新規の参加者の回答率アップにつながります。

ウェビナー中にアンケートの回答を呼びかける

ウェビナー終了後だけでなく、最中にもアンケート回答を呼びかけましょう。対面のセミナーとくらべてオンラインのウェビナーは回答率が低くなりがち。

参加者の記憶に残るように複数回にわけて回答を促すことが大切です。チャット機能があれば、定期的にアンケートURLを貼り付けるだけで多くの参加者の目に留まります。

終了後は音声で回答を促すのと同時に、画面にもアンケート参加を求める案内画像を表示しましょう。

アンケート回答者へ特典を用意する

アンケート回答率を上げるため、回答者だけの特別な特典を用意しましょう。追加のオリジナル資料を配布するだけでも、特別感のあるプレゼントになります。

規模が大きいウェビナーなら次回参加費の割引や、アンケート回答者限定のウェビナーなどの特典もおすすめです。

ウェビナーのアンケートの注意点

アンケート機能を利用する前に、知っておきたい注意点がいくつかあります。参加者から信頼を損なわないように次の点に気を付けましょう。

プライバシーポリシーを記載する

企業は個人情報を収集する場合、利用目的を本人に伝える義務があります。アンケートには必ず、個人情報の利用目的を明確化したプライバシーポリシーを記載しましょう。

プライバシーポリシーに同意するチェック項目も用意すると、参加者が目を通したかどうか判断できます。

高評価を誘導しない

参加者の満足度や本音を聞き出し、改善していくことがアンケートの目的です。ビジネスの新しいアイデアやサービスは、不安や不満、疑問から生まれるもの。

ウェビナー中に高評価を求めるような誘導は控え、積極的に不満点や疑問点などの意見をもらいましょう。

アンケート結果を次回のウェビナーに反映させる

アンケートでもらった意見は、何かしらの形で次回のウェビナーに反映させましょう。結果だけ収集してウェビナーや企業方針に変化がなければ、顧客離れの原因になります。

次回の開催が決まっていなければ、自社サイトやブログなどでアンケートの結果の一部を公表するのもおすすめです。アンケートでこんな意見があったと周知するだけでも、参加者の満足度は高くなります。

ウェビナーのアンケート機能ならネクプロが便利

ウェビナーでアンケートをとるのなら、ユーザー分析もできるネクプロがおすすめです。アンケートはオンライン配信後だけでなく、オンデマンド配信視聴の前後にも設置が可能。

幅広い視聴者層にアンケート回答を呼びかけられるので、高い回答率が見込めます。また、ウェビナー開催のための申し込みフォームの設置から、配信のフォローまで丸ごとサポートしてもらえるので初心者でも安心です。

無料のアンケートフォームを用意するより、効率的に多くのアンケートデータを入手できるのでぜひ活用しましょう。

アンケートでウェビナーの質を高めよう

ウェビナーの開催後に、参加者をどれくらい顧客化できるかが重要です。そのためには参加者の感想をもらい、ニーズを知って不満点を解消する改善が欠かせません。

答えやすい質問項目にしたり特典を用意したりと、回答したくなるようなアンケートを目指しましょう。

これからウェビナー配信を活用していきたい方は、ぜひコンテンツの作り方の参考にしてください。