
「ウェビナーを配信したいけど、毎回ライブの準備に時間ががかってしまう..」 「録画配信だと参加者の反応が薄くて不安…」 そんな悩みを抱えるウェビナー・マーケティング担当者の方、必見です!
この記事では、多くの企業が利用するZoomウェビナーで疑似ライブを始めるための必須条件や設定手順を分かりやすく解説します。
さらに、ウェビナーを単なる配信で終わらせず、強力なリード獲得施策へと進化させるために乗り越えるべき「データ活用とナーチャリングの壁」に焦点を当て、Zoomの運用限界を克服する方法まで徹底的に掘り下げてご紹介します。
ウェビナーの効果を飛躍的に高め、成果に繋げたいとお考えの方、ぜひご一読ください。
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目次
はじめに:Zoomウェビナー疑似ライブを主催するための必須条件とライセンス要件
ローカルレコーディングとクラウドレコーディングとは?
疑似ライブを使用する場合は、Zoom Webinars Plus(旧Zoom Sessions)もしくは、Zoom Eventsの購入が必要になります。Zoom Webinarsでは疑似ライブは使用することができません。

check💡料金については下記のブログ内で詳しく説明しています
Zoomウェビナー疑似ライブの設定手順
疑似ライブを設定する前に、ウェビナーの事前収録が必要です。 Zoomウェビナーでの疑似ライブ配信は、この事前収録から自動配信まで設定が可能となっています。
1.Zoom ウェブポータルにサインイン、 [ウェビナーをスケジュール]> [疑似ライブ]を選択します。

2.録画済みクラウドレコーディングファイルを[レコーディングを追加]、疑似ライブ配信を予定している録画データを選択

3.複数日開催の場合は、[定期的なウェビナー]にチェック

4.[登録]必須にチェックをすると参加者情報や視聴履歴が取得が可能になります。

5.[スケジュール]を保存すれば、指定日時に自動配信されます。

Zoomウェビナーで疑似ライブを実施する際におさえておくでき設定とは?
①Q&Aの自動応答の設定とリアルタイムエンゲージメント戦略
疑似ライブ配信の価値は、録画コンテンツの配信中であっても、リアルタイムで参加者の疑問に応えることができる点にあります。
ウェビナーの設定内でQ&Aを有効にした場合、ホストは自動応答機能を設定できます。 ZoomウェブポータルにてウェビナーのQ&A設定をカスタマイズする際、[自動応答を許可する]の切り替えボタンをクリックして有効にし、出席者が質問を送信したときに受け取る応答メッセージを入力します 。
②フォローアップメールの設定と参加者のナーチャリング設計
ウェビナー後のフォローアップ戦略は、リードを商談へと繋げる上で不可欠です。Zoomウェビナーは、配信後のナーチャリングの第一歩として、フォローアップメールの設定機能を提供しています。
フォローアップメールの設定は、Zoomウェブポータルにログイン後、アカウント管理からウェビナー設定に進み、メール設定セクションで行います 。この機能では、メールの表示言語を選択できるほか、フォローアップメールを送信する対象を「出席者」「パネリスト」「欠席者」に対して個別に設定することが可能です。
ただし、Zoomの標準機能におけるフォローアップメールは、「配信後の連絡」という側面が強く、参加者の視聴時間やウェビナー中の行動といった詳細なデータに基づいた高度なセグメント分けや、自動で分岐するステップメール機能は提供されていません。これは、ウェビナーデータを基にした緻密なリードナーチャリング戦略を構築したいマーケティング担当者にとって、運用上の限界点となります。

③その他カスタマイズの設定とブランディング強化
ウェビナーの事前登録ページや配信画面をカスタマイズし、企業のブランディングを強化することは、視聴者に対する信頼感を高める上で重要です。
ウェビナー設定の[ブランディング]タブ内で、事前登録ページのデザインを自社のブランドイメージに合わせてカスタマイズできます。ウェビナーのタイトル編集のほか、ブランドカラーやロゴ、バナーを活用することが推奨されます。テーマセクションでは、[カスタム]をクリックして任意のカラーを指定することで、企業ブランドのアイデンティティに合わせた一貫したデザインを実現できます。

Zoomウェビナー 疑似ライブに関するQ&A
Q1: Zoomウェビナーで疑似ライブする際の利用条件はありますか?
A:疑似ライブを使用する場合は、Zoom Webinars Plus(旧Zoom Sessions)もしくはZoom Eventsの購入が必要になります。Zoom Webinarsでは疑似ライブは使用することができません。
Q2: Zoomウェビナーの疑似ライブ配信中にリアルタイムでQ&Aに対応できますか?
A:可能です。リアルタイムで待機し、Q&A機能やチャット機能を使って参加者からの質問に回答できます。また、自動返信や定型文の設定により無人でも適切な対応を実現し、その返信履歴を後のフォローアップやFAQ作成に再利用できます。設定は[設定]>[ウェビナー]>[疑似ライブ ウェビナーでの Q&A]から可能です。
Q3: 定期的なウェビナー開催において疑似ライブはどのように活用すべきか?
A:Zoomウェビナー疑似ライブで同じコンテンツを定期的に疑似ライブ配信したい場合は、、ウェナー作成時に[定期的なウェビナー]にチェックし設定で可能になります。
Q4: オンデマンドと疑似ライブのどちらを選ぶべきか?(視聴者エンゲージメント視点)
A:目的が「コンテンツの広範な提供と視聴者の利便性の最大化」であれば、オンデマンド配信が適しています 。しかし、目的が「質の高いリードを特定し、リアルタイムのコミュニケーションを通じて疑問を解消し、次ステップへのコンバージョンを促す」ことにあるならば、疑似ライブを選択すべきです。疑似ライブは、録画の安定性を持ちながら、ホストがチャットやQ&A機能を通じてリアルタイムな双方向性を提供できるため、エンゲージメントの質を高めることができます。
Q5: 疑似ライブに適したコンテンツとそうでないコンテンツは?
A:情報伝達やノウハウ共有など、コンテンツの品質が重要な場合は疑似ライブ向きです。ディスカッションや突発的なニュースを扱うなど、鮮度や双方向性が求められる内容はライブ配信の方が適しています。
Zoomウェビナーを強力なリード獲得施策にするための壁
Zoomウェビナーは配信の安定性という点で優れていますが、ウェビナーを強力なリード獲得施策として機能させるためには、配信後のデータ活用やナーチャリングの仕組みが不可欠です。
Zoomウェビナーは「配信ツール」としての機能に秀でている一方で、他ウェビナー配信ツールでは「ウェビナーマーケティング全体を統合的に支援するプラットフォーム」として設計されているものも数多くあります。
Zoomは基本的なフォローアップメール機能やデータ分析機能を提供していますが、これらは単体での機能に留まり、リードの行動履歴(視聴時間、アンケート結果など)に基づいた詳細なセグメント分けや、自動化されたステップメール機能が標準で組み込まれていません。
企業がナーチャリング目的でウェビナーを開催する際に重視しているのは、リードの成約率向上です。そのためには、視聴ログに基づきリードをセグメント化し、興味関心に合わせたパーソナライズされたナーチャリングを行う必要があります。Zoomで高度なナーチャリングを実施するには、MA/CRM(Marketo, Salesforceなど)と連携させる必要がありますが、これにはAPIや外部コネクタを利用する必要があり、技術的な障壁が高いのが現状です。
ZOOMではできない「ネクプロならでは」の機能ってなに?
ネクプロは、これらのZoomの運用上の限界を克服し、申込、配信、リードナーチャリング、イベント管理までを一つのプラットフォームでシームレスに完結させることを目的としたプラットフォームです。
ネクプロってなに?
ネクプロは、ウェビナーの開催からフォローアップまで一貫して対応するオールインワン型のプラットフォームです。配信、申込管理、アンケート、メール配信などをシンプル操作で実現します。特に、登録フォームはマーケティングタグの埋め込みやHTMLカスタマイズ、流入経路把握に対応しており、効果的なマーケティング分析に貢献します。少ない手間で成果を最大化できるウェビナーツールです。
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ウェビナーの運用において、マーケティング効果の最大化や工数削減に直結する機能面で、ネクプロはZOOMと大きな差別化を図っています。
主な差別化ポイントは下記の通りです。
比較ポイント①顧客データの一元管理と視聴履歴のトラッキング
ネクプロでは、ユーザー単位で、過去のウェビナー申込状況、詳細な視聴履歴(視聴ログ)、アンケート結果などのアクティビティを管理画面から一元的に確認できます。この詳細な視聴ログの取得と管理は、リードの関心度や熟度を正確に把握するための基礎となり、リードスコアリングの実現に不可欠です。Zoomの提供する限定的なデータでは不可能な、ユーザーの状況に合わせた的確なフォローアップ活動が可能となります。
比較ポイント②高度なターゲティングとステップメール機能
ネクプロは、取得した詳細なデータに基づき、ユーザーの属性や視聴状況に応じたセグメントを指定してメールを送付するターゲティングメール機能を提供します。また、ステップメール機能により、ウェビナーの開始前リマインド、終了後のお礼メール、さらには参加、欠席、MA/CRMと連携すれば、アンケート回答ありなしによって内容を変えて送付するなど、緻密なナーチャリングシナリオを構築し、自動運用することができます。これにより、興味を持ったユーザーに対して最小の工数で商談へと繋げる、効果的なコンバージョン導線を確立できます。
比較ポイント③外部MA/CRMシステムとのシームレスな連携
ネクプロは、Salesforce、Hubspotといった主要なMA/CRMシステムとの自動連携に標準で対応しています 。ウェビナーにおける申込、視聴、アンケート回答、資料ダウンロードなどの行動データを自動で連携できるため 、マーケティング部門は手作業によるデータ転送から解放され、営業部門は最新かつ正確なリード情報に基づいて商談を進めることができます。このシームレスなMA連携こそが、ウェビナーを収益に直結させるための決定的な優位性となります。
上記を踏まえ、より機能別の詳細比較を表にしております。
表:ZOOMウェビナーとネクプロ機能比較(一部抜粋)
| 機能カテゴリ | 機能項目 | ZOOMウェビナー | ネクプロ | ネクプロの強み・特徴 |
| 配信・動画配信の種類 | ライブ配信 | ◯ | ◯ | – |
| 擬似ライブ | △(Zoom Webinars不可、Zoom Webinarsプラス以上) | ◯ | 全プラン共通 | |
| オンデマンド | △(Zoom Webinars不可、Zoom Webinarsプラス以上) | ◯ | 全プラン共通 | |
| 配信とあわせて使える機能 | 申込ページ作成 | ◯ | ◯ | HTMLも対応 |
| 流入元設定 | ◯ | ◯ | – | |
| ライブ投票/チャット | ◯ | ◯ | – | |
| アンケート | ◯ | ◯ | – | |
| ステップメール | △ | ◯ | 視聴状況に合わせた自動メール送信 | |
| コンバージョンへの導線 | ✕ | ◯ | 視聴画面から資料請求や問い合わせなどへの誘導 | |
| 有料決済/QRコード | ✕ | ◯ | ウェビナーを有料化・イベント受付の簡略化 | |
| ユーザー・コンテンツ管理 | ターゲティングメール | ✕ | ◯ | 視聴履歴に基づいたセグメント配信が可能 |
| ライブラリ | ✕ | ◯ | コンテンツを一元管理し、視聴者ごとにパーソナライズ | |
| グループごとパーソナライズ | ✕ | ◯ | 配信コンテンツをグループ単位で出し分け | |
| 他社システム連携 | Salesforce連携 | △ | ◯ | ウェビナーデータを自動でSalesforceに連携 |
| サポート | テクニカルサポート | △ | ◯ | 充実した日本語対応の専門サポート |
| ウェビナーコンサルティング | ✕ | ◯ | ウェビナーの企画・集客・改善を支援 |
詳しい比較を知りたい方は下記よりこちらをダウンロードしてください

まとめ:疑似ライブを活用し、ウェビナー成果最大化へ!
本記事では、「ウェビナーの準備負担」と「録画配信の反応の薄さ」を解決するZoomウェビナーの疑似ライブ配信について解説しました。
Zoomウェビナー疑似ライブは、配信の安定性には優れていますが、機能は主に「配信・コミュニケーション」のレイヤーに留まります。B2Bマーケティングで不可欠なリードデータの統合管理、高度なナーチャリング、MA/CRM連携において、運用上の制約が存在します。
Zoomが「配信ツール」であるのに対し、ネクプロは、リード獲得から商談創出までのプロセス全体を完結させる統合リードナーチャリングプラットフォームとして設計されています。特に、視聴ログの徹底追跡、セグメントに応じたターゲティングメール、MA/CRMとの自動連携機能は、Zoomの限界を超え、ウェビナーを強力な収益源へと進化させる鍵です。
単なる配信効率化を超えて、視聴行動に基づいた緻密なナーチャリング戦略を実行し、MA/CRMとシームレスに連携することでPDCAサイクルを加速させたいのであれば、ネクプロが最適な選択となります。
ネクプロでは、Zoomとの機能比較を含むサービス資料や導入事例を公開しています。 貴社のマーケティング課題を解決し、ウェビナーによるビジネス成果を最大化するために ぜひネクプロへの具体的な問い合わせや資料請求をご検討ください。
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