
株式会社FUJI 様
本社:愛知県知立市|代表取締役社長:五十棲丈二|設立年: 1959年|従業員数: 2,976名
(連結) ※2025年3月末現在
愛知県知立市に本社を置く産業機械メーカー。電子機器の基板に電子部品を取付ける電子部品実装ロボットで世界トップクラスのシェアを誇る。近年ではベッドから車椅子への移乗動作や脱衣時の立位保持を支援する介護ロボットや非対面・非接触で商品や荷物を受け渡せるスマートロッカーシステムなど新たな事業も展開。創業以来培ってきたロボティクスと自動化技術を礎に、新たな挑戦を重ね、社会課題の解決と心豊かな暮らしの実現に取り組んでいます。

- シンプル操作で誰でも使える
全員が同じ基準で接客情報を記録 - 最大7日のリードタイムをゼロ日に短縮
会期中に入力完了で営業即始動 - CRMの活動記録への自動反映
精度の高いフォローを実現
どんな課題がありましたか?
名刺・アンケート
データ化に7日以上
名刺と紙アンケートを営業担当者が手作業で入力していたため、データ化に7日以上かかり、営業アプローチが遅れていた。
迅速にアプローチできず
営業活動の機会損失
名刺とアンケートの情報共有と各部署での担当振分けが遅れ、潜在顧客の関心低下により商談につながる機会を活かしきれていなかった。
接客情報を活かした
的確なフォローに課題
アンケートに記載された接客時のメモがテキストデータとして共有されないため、優先度付けや的確なフォローが困難だった。
ネクプロ名刺SCANの導入効果

名刺・アンケートのデータ化、7日がゼロに
従来は展示会終了後、紙アンケートや名刺情報の入力に7日以上を要していましたが、導入後は会期中に全件のデータ化が完了。終了直後から営業アプローチが可能になりました。これにより、最大7日あったリードタイムをほぼゼロに短縮し、顧客の関心が高いうちにフォローを開始できる体制が整いました。

CRMで接客情報を可視化
接客記録がCRMの活動履歴に自動反映され、製品への興味や優先度などの情報を即座に共有可能になりました。これにより、地域別や優先度別のリスト化が容易となり、対応漏れや情報の属人化を防止できます。過去の接客履歴も参照できるため、担当変更時のスムーズな引き継ぎや、長期的な顧客関係構築にもつながっています。

営業活動スピードと精度の向上
会期中の即時データ化とリスト共有により、展示会終了翌週には全営業がフォローを開始可能に。優先度に基づいた戦略的なアプローチが実現。また、過去データの蓄積により、展示会成果の分析や傾向把握が可能となり、次回以降の展示会戦略や営業提案の精度向上にも貢献しています。
なぜ「ネクプロ」に?
ツールの選定ポイント(Q.)とネクプロに決めた理由(A.)をQ&A方式でご紹介します。
Q. | スマートフォンで誰もが簡単に入力できるか |
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A. | 1件あたり1~2分で入力でき、スマートフォンの操作に不慣れな社員でも容易に利用できる操作性。 |
Q. | CRMとスムーズに連携できるか |
A. | CRMの活動記録に接客内容を自動反映し、展示会終了後から組織的かつ戦略的にフォローできる。 |
Q. | 必要機能に絞った適正なコストか |
A. | 名刺スキャンとアンケート入力に特化し、不要なMA機能を含まないため、費用対効果が高く導入ハードルが低い。 |
お客様インタビュー

効率的な短時間入力とCRMの活動記録連携を重視
白井 晴貴 様
株式会社FUJI ロボットソリューション事業本部
営業企画部プロモーションマーケティング課
FUJIでは「誰でも短時間で入力できる操作性」と「CRMとのスムーズな連携」を必須条件に、複数のサービスを比較検討しました。大手のMAツール一体型は費用が高額で、既存のMAツール環境を置き換える必要があり、不採用となりました。最終的に採用したのがネクプロ名刺SCANです。
名刺SCANはスマートフォンのブラウザで利用できるため商社など外部パートナーも制限なく利用でき、1件あたり1~2分で接客記録を入力できます。若手営業担当者は接客中にヒアリング内容を記録する一方、ベテラン営業担当者は接客終了後、ブースの端に移動して入力するなど、使い方に違いも見られました。入力した内容は、CRMのリードや活動記録へ直接連携できるため、展示会終了直後から組織的なフォローが可能になる点を高く評価しています。
営業スピードと質を両立、競合に先駆けたフォローを実現
手島 康博 様
株式会社FUJI ロボットソリューション事業本部
第一営業部第2営業課

名刺SCANでデータ化した顧客情報は、接客時のヒアリング内容まで含めてCRMのリードや活動記録に即時登録されます。これにより、地域別の担当割り振りや優先度(見込み度・緊急性)の設定を迅速に行えます。営業担当は自分の担当顧客を即座に把握し、競合に先んじてフォローを開始可能です。対応の遅れや漏れを防ぐだけでなく、記録データは商談化率の向上や担当変更時のスムーズな引き継ぎにも寄与します。さらに、蓄積された活動記録は分析や戦略立案に活かされ、展示会を起点とした営業プロセス全体の質とスピードを高めています。
データ活用による展示会戦略の高度化へ
FUJIでは、今回の導入を展示会における営業DX推進の一つと位置付けています。今後は、展示会データから来場者の製品ニーズや業界動向の可視化、提案精度の向上を図る計画です。さらに、複数人を同時に記録できる仕組みなど現場運用の利便性向上を検討しています。展示会から商談・受注までのプロセスを、今後もよりスピーディかつ戦略的に進化させていく方針です。
株式会社FUJI様のネクプロ活用法
CRM連携で情報共有と優先度判断を高速化
迅速フォローで商談化率と受注チャンスを最大化


※本記事の内容は、取材当時のものです。