最近では、「ウェビナー」が積極的に開催されるようになりました。
新型コロナウイルス騒動がある中では、ウェビナー開催はきわめて効果的なものです。
実際に、ウェビナー開催を検討している人も多いでしょう。
しかし、本記事を読んでいる人は、
「ウェビナーを開催したいが、導入費用の相場観を掴めない」
「料金設定について判断しかねている」
といった課題感を持っているはずです。
本記事では、ウェビナーの導入・開催で必要なる料金相場について解説します。
合わせて料金設定における考え方や、ウェビナーのメリットなどにも触れているので、ぜひ参考にしてください。
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目次
ウェビナーとは?
ウェビナーとは、「ウェブ」と「セミナー」を掛け合わせた新語です。
両方の言葉から分かるとおり、「WEB上で配信されるセミナー」を意味します。
オンラインセミナーやWebセミナー、オンライン説明会と呼ばれるケースも。
従来の実地型セミナーと比較して絶大なメリットがあり、多くの企業で活用されるようになりました。
また、新型コロナウイルス騒動の影響により、最近ではたいへん注目されています。
ウェビナーのツール導入でかかる費用の相場は?
まずは、ウェビナーのツール導入にかかる費用の相場を解説します。
結論から言えば、決して驚くほど高いものではありません。
有料のものであれば月額数千~数万円程度で利用可能
ウェビナーツールには、有料のものと無料のものが存在します。
有料の場合でも、月額にして数千円から数万円で利用することが可能です。
一方、月額で十数万円ほどとかなり高価なツール・プランも。
基本的に性能や機能の豊富さは価格に比例して高くはなっていきますが、最初から十数万円のツールを導入する必要はありません。
安価なツールから運用し、必要であれば高価なツールやプランを導入するスタンスでよいでしょう。
ちなみにウェビナーツールは、月額制のほか、プリペイド購入制や従量課金制といった料金システムを取っている場合もあります。
いずれにせよ、自社に合った料金システムのツールを選ぶことが重要です。
別途で機材費用が掛かることもある
ツール導入費用とは別途に、機材費用が掛かる場合もあります。
ツールによっては、単体で希望するウェビナーのクオリティが完成できない場合もあるからです。
たとえば画質を追求する場合、パソコンのインカメラでは性能が不足する場合もあります。
だとすれば、性能のよいビデオカメラが必要となるでしょう。
その他、
- マイク
- ポップカード
- ホワイトボード
- 照明器具
といった機材が必要になるかもしれません。
ツールの利用料金だけではなく、機材費用が掛かる可能性についても理解しておきましょう。
ウェビナーの開催で料金設定をする際に考慮すべきこと
当然ながら、ウェビナーの料金設定には慎重さが求められます。
なぜなら、料金設定を間違えれば参加者は集まらないからです。
もしくは、安価すぎて逆に忌避されてしまうパターンも考えられます。
料金を設定する際は、以下のような点について考慮しましょう。
各要素を総合的に勘案して、料金設定することが重要です。
機材費用
まず、機材費用は料金設定を大きく左右します。
もしビデオカメラやマイクなどに費用を掛けたのであれば、当然ながら料金は高く保つべきです。
でなければ、ウェビナー自体が損失を出してしまうかもしれません。
一方で機材費用が掛かっていない、あるいは掛けても少額であれば、低価格で開催できます。
機材に掛かった費用を鑑み、適切な料金設定を導き出しましょう。
ウェビナーの価値・時間
ウェビナー本体の価値も、料金設定に深く関わっています。
たとえばウェビナーが「高い専門性があり、とても有益」なものであれば、当然ながら高い料金を設定することが可能です。
一方で「さほど専門的ではなく、外部でもある程度容易に得られる情報を提供している」のなら、高い料金は設定できません。
そして、時間的ボリュームも考慮する必要があります。
とはいいつつも時間に対する考え方は単純で、「長ければ高く、短ければ安い」と考えて問題ありません。
ウェビナーの価値と時間を冷静に分析し、料金設定へ反映しましょう。
開催者側のオーソリティ
もちろん、開催者側のオーソリティも料金設定に反映されます。
あらゆるビジネスと同じく、権威が高ければ料金も高くなるわけです。
ウェビナーの場合は、
- 講師の知名度や専門性
- 主催者側の知名度、信頼度、社格
- 主催者側のセミナー・ウェビナー開催実績
といった点が、オーソリティに該当します。
特に講師の知名度や専門性は重要です。
誰もが知っていて、なおかつ評価されている講師が登壇するのであれば、料金はかなり高くなるでしょう。
その他主催者側の状況も含めて、オーソリティはどの程度か判断する必要があります。
そして、最終的には料金設定へ反映するわけです。
参加者側の性質
参加者側の性質も、料金設定に反映するべきです。
なぜなら、参加者側の性質によって適切な料金設定は、いくらでも変動するから。
たとえば、不動産投資に関するウェビナーを開催したとしましょう。
すると、参加者側の性質としては「不動産に投資できる程度の経済力がある」と推定できます。
よって不動産投資に関するウェビナーでは、やや高い料金設定が適切だと言えるはずです。
続いて、新卒社会人に対する転職セミナーのケースを想定しましょう。
すると、参加者側の性質は「社会人にして間も無く、経済力はさほどでもない
と想定できます。
だとすれば、料金については低めの設定が適切だと言えるでしょう。
このように、参加者側の性質を料金設定に反映することが重要です。
ウェビナーを開催する4つメリットとは?
冒頭でも触れたとおり、ウェビナー開催にはたいへん強力なメリットがあります。
具体的には、
- 開催コストを削減できる
- 集客しやすい
- より多くの情報を提供できる
- 情勢に左右されにくい
といった4点が、主なメリットとして挙げられるでしょう。
下記では4点について、詳しく解説します。
開催コストを削減できる
ウェビナーは、実地型セミナーと比較して、開催コストを大きく削減することが可能です。
なぜなら実地でない以上、関連するコストが発生しないから。
たとえば、
- 会場レンタル費
- 交通費
- 参加者の昼食代
- 事務局の運営費
といった費用が、原則としてかかりません。
特に会場レンタル費はたいへん大きなコストですが、ウェビナーであれば当然ながら不要です。
また、機材費や人件費なども、実地型ウェビナーと比較すればかなりおさえられます。
少なくともプロジェクターや音響設備などを用意する必要はありません。
開催コストが削減できる点は、ウェビナーにおけるもっとも強力なメリットだと言えるでしょう。
集客しやすい
また、集客しやすい点も挙げられるでしょう。
なぜならウェビナーは、通常と比較して広い範囲へ参加を呼び掛けられるからです。
セミナーであれば、開催場所の近郊に住んでいる人にしかアピールできません。
しかしウェビナーであれば、たとえ海外に住んでいる人でも、見込み客としてカウントできます。
あらゆる方向に集客できるのは、ウェビナーの強みと言えるでしょう。
より多くの情報を提供できる
さらに、より多くの情報を提供できるのもウェビナーのメリットだと言えます。
なぜならウェビナーでは、情報を伝えるためにさまざまな手段が使えるからです。
たとえばホワイトペーパーだと、文章や図表、あるいは画像やグラフといった部分でしか情報を伝えられません。
しかしウェビナーであれば、文章と図表に加え、口頭でも情報を伝えることが可能です。
さらには参加者に呼びかけるなどして、より深い理解を導くなどの余地もあります。
そして、最近ではウェビナーで利用するツールが著しく進化しました。
ホワイトボードやQ&A、あるいはアンケートや動画共有など、さまざまな機能が盛り込まれています。
ツールの機能を活用すれば、実地型のセミナーと比較して遜色なく情報伝達できるでしょう。
参加者に多くの情報を提供できるのは、ウェビナーならではのメリットです。
情勢に左右されにくい
そして、社会情勢に左右されにくいのも、ウェビナーのメリットだと言えるでしょう。
なぜなら開催者と参加者は、いずれも基本的に実地へ出向く必要がないからです。
たとえば2020年4月、新型コロナウイルス流行によって非常事態宣言が発令されました。
多くの企業がテレワークへ切り替えて、従業員は自宅勤務を余儀なくされています。
また、本来であれば開催されていたはずの社内研修、あるいは顧客向けセミナーなども中止に追い込まれました。
しかしウェビナーの場合は、情勢による影響をほとんど受けません。
その点は、非常事態宣言の発令中、あらゆるコミュニケーションがオンラインに切り替わったことからも見て取れるでしょう。
開催者側にある程度の機材と適切な場所さえあれば、ほとんどいつでも開催することが可能です。
ウェビナーを開催する上での注意点
先ほども触れたとおり、ウェビナーを開催することには、さまざまなメリットがあります。
満足のいく内容を適切な価格で提供できれば、ウェビナーはたいへん価値の高いものとなるでしょう。
一方で、ウェビナーを開催するうえでは、以下のような点について注意しなければいけません。
インターネット回線の状況に注意する
第1に、インターネット回線の状況には細心の注意を払わなければいけません。
なぜなら、WEBを経由して配信している以上、回線のトラブルリスクは常について回るからです。
たとえば、
- 音声が乱れて、よく聞こえない
- 画質が粗く、講師の顔やホワイトボードがはっきり見えない
- 映像に対して音声が遅延している
といったトラブルは、非常に起こりやすいものです。
トラブルが起これば、いくらすぐれてコンテンツを提供していたとしても、望むべき効果は得られなくなります。
トラブルを防ぐためにも、
- カメラやマイクなどの機材は、信頼できるものを用意する
- 安定したインターネット回線を利用する
- 通信に問題がないか、ある程度の頻度で参加者に確認する
といった工夫が必要になるでしょう。
とにかくウェビナーを開催するうえでは、インターネット回線の状況に注意しなければいけません。
参加者の興味を惹きつけるように意識する
ウェビナーでは、参加者の興味はしっかりと惹きつけるようにしましょう。
なぜならウェビナーは、参加者のモチベーションや集中力が弱まりがちだから。
やはりウェビナーは、実地型セミナーと比較して緊張感やリアリティといった面で劣ります。
「会場へ出向いて、講師の前にいる」のと「自宅で画面を見ている」のでは、やはり参加者が感じる部分は変わってくるはずです。
よって、参加者のモチベーションや集中力が切れないように、さまざまな工夫は必要だと言えます。
たとえば、
- 適宜、動画などを挟み込んで飽きさせない
- クイズ形式のコンテンツを用意する
- 適宜、参加者に質問して参加意識をうながす
といった工夫が考えられるでしょう。
あらゆる方法で、参加者の興味をしっかりと惹きつけなければいけません。
情報流出への対策をする
さらには、情報流出への対策も必要でしょう。
なぜならウェビナーは、情報流出のリスクが高いから。
ウェビナーで配信されている画面や内容、資料などは、参加者側からいくらでも保存することが可能です。
たとえば配信画面なら、パソコンのスクリーン録画機能によって保存できます。
資料などを共有している場合、ダウンロードすれば簡単に保存することが可能です。
つまりウェビナーで提供されているコンテンツは、参加者側の操作次第でいくらでも外部へ持ち出せます。
よって、持ち出せない、持ち出しても意味がないように対策しなければいけません。
具体的には、「資料に透かしを入れる」「資料の持ち出しについて禁ずる取り決めを交わす」といった対策が必要になるでしょう。
まとめ:適切な料金設定で、有意義なウェビナーを
ウェビナーを開催するにあたっては、やはり料金設定がたいへん重要です。
ツール費用やウェビナー本来の価値、参加者の性質などを総合的に勘案し、適切な料金設定で開催しましょう。
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