
アイティメディア株式会社 様
本社:東京都千代田区|代表取締役:大槻利樹|設立年:1999年|従業員数:317名
国内最大級のオンライン専業メディア企業として「ITmedia」「ねとらぼ」など、20以上の情報サイトを運営する。月間4億PV・会員100万人のデータを武器に、デジタル広告・見込み客獲得サービス・デジタルイベントの3つのサービスを手がけ、BtoBマーケティングの課題に解決策を提案する。ソフトバンクグループ。

- 金融機関、自治体などのニーズに対応
高いセキュリティ基準をクリア - オンライン専業メディアの強みを活かしたサービス開発
大規模イベントのリクエストに対応 - スポンサーへの見込み客情報の提供
BtoBマーケティングのデータを網羅

アイティメディア株式会社様
BtoBオンラインイベント、2010年に提供開始
さらなる事業成長にネクプロが全面バックアップ
オンライン専業メディアという強みを活かし、2010年からオンラインイベントやウェビナー配信を受託、開催しているアイティメディア様。テーマはIT・ビジネス系、製造・建設・エレクトロニクスのほか、金融、行政など多岐にわたる。広告主の要望に応じて企画から集客・当日の配信までフルコースで受託するケースもあれば、配信のみのサポートもあり、幅広く貢献している。オンラインイベントの付加価値向上、生産性と事業成長に対応できるとして「Webセミナーサービス」に2021年4月、ネクプロを採用した。ネクプロは、BtoB企業・団体のウェビナーマーケティングに必要な機能を網羅している。その機能を駆使することで、アイティメディア様は、イベント運用の負荷軽減と生産性向上を実現。広告主にはウェビナーの申込、視聴者データを配信終了後、即時に納品し、事業成長を支えている。
どんな課題がありましたか?
社内独自システムとの
連携が困難
汎用的なMAツールに対応できる会社は多いものの、独自ツールに対応できる会社が少なかったことでシームレスなデータ連携が課題となっていた。
他の国産ベンダーでは
詳細データを取れない
他の国産ウェビナープラットフォームも利用していたが、マーケティングに不可欠な詳細な視聴データ取得に課題あり。しかも、オンデマンド配信の機能を有していなかった。
顧客のブランド、独自性
カスタマイズできない
顧客のリクエストに応じて企画、提案するサービスだけに、申込画面や視聴ページをカスタマイズできないのは致命的。Zoomではブランディングが難しかった。
ネクプロの導入で実感している価値

自社システムへのセキュアなデータ連携
ネクプロによって取得したBtoBマーケティングに不可欠な詳細な視聴データを、自社システムに連携しユーザーのアクティビティ情報を一元管理。これによりインテントデータ分析が進み、メディア企業としてより高い顧客提供価値を実現できるようになった。また、自社システムとの連携において重要なのはプラットフォーム側のセキュリティ対策だ。必要に応じてパスワード認証だけではなく、多要素認証やIPアドレスによるアクセス制限、機密映像の流失防止のための電子すかし機能などに対応。ペネトレーション(侵入)テストも実施している。金融業界や自治体、国内製薬企業などが求めるセキュリティ基準や認証を取得しているので、Webセミナーサービスへ協賛してもらえるようになった。

BtoBマーケティングに必要な詳細データを取得
ネクプロは一つのプラットフォームで個人情報を一括管理でき、BtoBマーケティングに不可欠な詳細な視聴データの取得ができる。そのうえで、広告主の要望に応じた、最適なウェビナー配信を実現する仕組みを、ネクプロと一緒に構築した。メディア企業としての基準に則した機能性・品質を担保しつつ、広告主からの難しいリクエストにも、ネクプロは「これはできません」で終わらせず、柔軟に取り組んだ。機能の向上や改善への真摯な対応からも拡張性へ期待が持てた。広告主はページ回遊やセミナーの閲覧、資料のダウンロードやアンケート等、細かいデータをリアルタイムで取得できるため、ウェビナー後のデータをより有効活用できている。

イベントごとにカスタマイズ 顧客のオリジナリティ強調
アイティメディア様とネクプロはWebセミナーサービスの商品特性に則した機能や出力するデータやレポートについて細やかに調整を行い、顧客に応じたニーズに対応している。さらに、ネクプロはシステムの自由度が高く、申し込みや視聴ページをCSSで各キャンペーンごとにカスタマイズできるため、顧客のブランド、世界観を自由に表現でき、オリジナリティを強調できる。カスタマイズの自由度が、ユーザビリティの向上につながっている。顧客からプラットフォームへの不満や苦情は一度もない。
なぜ「ネクプロ」に?
ツールの選定ポイント(Q.)とネクプロに決めた理由(A.)をQ&A方式でご紹介します。
Q. | 社内独自システムとの連携が可能か? |
---|---|
A. | 柔軟な連携と強固なセキュリティ |
Q. | BtoBマーケティングに必要な詳細なデータ取得は可能か? |
A. | リアルタイムで多様な指標とデータを詳細に取得できる |
Q. | 「Webセミナーサービス」の価値向上に対応してくれるか? |
A. | 相談事項や改善事項について親身に対応し実現してくれる |
お客様インタビュー

仕組みや改善策
一緒に編み出した
中林 滋 様
アイティメディア株式会社
BtoBメディア事業本部 メディア本部メディア事業局 局長
ネット専業の会社なので、対面イベントのデジタル化を早くから推進していました。まだあまり受け入れられていなかった2010年にスタートさせています。2009年より提携していた海外事業者のプラットフォームは、自社システムとの連携課題があり、他社を検討し始めました。当社のこだわりは「データ」です。細やかなレポートを作成できることが重要。さらに、配信回数が多いので運営会社としてミスなく、効率よく業務ができることは必須条件でした。ウェビナー配信の知見を蓄積していたことから、プラットフォームの機能については細かく要件を定義していました。各社から提供された資料やトライアル環境で機能性を細かく評価し、最もデータを取得できるネクプロに決めました。ネクプロは、ウェビナー配信の機能性が高く、データ量が豊富な分、設定の自由度が高いので、最初は操作が少し難しかったです。ウェビナー開催の仕様を構造的に理解するまでは、サポートの担当者に質問して、即レスしてもらい、二人三脚でやってきました。運用に慣れてからもメールとチャットで助けてもらっています。
顧客から難しいリクエストがあると、「これはできるけど、これはできません、以上」といった対応をされる企業もありますが、ネクプロは私たちの要望や要求に真摯に対応していただき、一緒に仕組みや改善策を編み出してくれました。

デジタルイベント事業成長率 120%超
デジタルイベントの引き合いは多く、2021年から2024年の成長率は、120%を超えています。読者・市場を熟知する編集部と実績豊富な配信チームによる当社メディア主催企画やフルサポートから、配信サポートのみを請け負うケースまで広告主のニーズに応じたサービスを提供しています。
広告主から配信プラットフォームへの不満や課題の声は特に届いていません。プラットフォームに言及があるのは不満がある場合だけですが、いままでそういった苦情は皆無です。
ネクプロは、ウェビナーに関して包括的に対応してもらえるため効率の高さはもちろん、セキュリティ面でもメリットを感じています。個人情報の管理について複数のプラットフォームを利用するのは、当社としては受け入れられません。アンケート回答についてもリアルタイムで情報が取れるのは前提です。リアルタイムではなくなると提案価値を下げてしまい、当社の営業に怒られてしまいますから(笑)。
ビジネスを推進するための最適なプラットフォーム。それがネクプロです。
アイティメディア株式会社様のネクプロ活用法
IT・ビジネス・業種別、幅広くBtoBイベント受託
自社技術も活用、申し込みや視聴ページはオリジナル
企業から委託されるWebセミナーサービスは原則、①企画・集客・配信 ②集客・配信 ③配信のみ、の3つがある。①は市場動向やニーズに知見がある20以上の専門メディア編集部が、ターゲットに刺さるプログラムを立案する。メディア読者を中心に告知・集客し、当日の配信まで専門チームが担当する。
ネクプロを導入したのは2021年4月から。2024年には登録者数は四半期で20,000人を超える伸びを見せている。

※本記事の内容は、取材当時のものです。