一般社団法人Edgecrossコンソーシアム 様
事務局:東京都港区 | 代表理事:吉田雅彦 | 設立年:2017年
システムと生産現場を橋渡しする基本ソフトウェア「Edgecross(エッジクロス)」の普及・推進を担う。幹事会社はオムロン、トレンドマイクロ、NEC、日本アイ・ビー・エム、日本オラクル、日立製作所、三菱電機の7社。 約400社の会員が提供する認定・登録製品は100種類を超え、モノづくりのDX化に貢献する。
※「Edgecross」とは、製造現場とIT間のエッジコンピューティング領域におけるオープンなソフトウェアプラットフォームの名称
- コロナ禍でウェビナー検討、2か月後にネクプロで開催
サポート充実、デジタル化へスピード転換 - 東京でのセミナーから全国を対象としたウェビナーへ
会場費、人手不足、距離の壁を解消 - 知名度向上へ回数重視のウェビナー開催
ネクプロなら月5〜10回開催実現
一般社団法人Edgecrossコンソーシアム 様
モノづくりDX講座をオンライン化
会員企業とも共催 商談を創出
「つながる」「ひろがる」「かんたん」をコンセプトにしたミドルウェア『Edgecross』の普及に取り組むEdgecrossコンソーシアム様。モノづくりのDX化を進めたい製造業のお客様と、IoT製品を開発するベンダー・Slerなど、Edgecross導入を検討する企業に向けた対面セミナーを設立当初から開いていたが、コロナ禍がきっかけで2020年春、オンライン化に踏み切った。それにともない、配信プラットフォーム4〜5社を比較検討。コスト面や使い勝手にすぐれ「バランスがいい」と評価したネクプロを導入した。検討から2か月後の2020年5月には、初めてのウェビナーを配信した。ビギナー向けから、実際に操作するハンズオン形式の専門性の高い内容まで、現在は月5〜10回の定期ウェビナーを開いている。会員企業との共催セミナーも手がけ、商談にもつながっている。
どんな課題がありましたか?
セミナー開催では
会議室使用料が重荷
2018年からセミナー開催してきたが、会議室の使用料が高かった。知名度アップのためには 1回の参加人数は少なくても回数を増やしたかったが、費用面で難しかった。
多頻度のセミナー開催
小所帯に負荷
幹事会社から出向している少人数のメンバーで運営しているコンソーシアム。そのためセミナー開催となると工数が増え、頻度を増やすことが難しかった。コロナ禍でリモートワークになり、業務を全てオンラインで解決できる仕組みが必要だった。
開催地は東京のみ
地方企業の参加に壁
セミナーは、来場者の習熟度に応じてEdgecrossの機能を段階別に紹介しているが、東京での開催のみだった。西日本など地方の企業は参加しにくかった。
ネクプロの導入で実感している価値
ウェビナー回数増、視聴がきっかけで展示会来場も
オンライン化で会場費の負担がなくなり、集客などの作業も軽減。ウェビナーの回数を増やすことができた。ウェビナーの定期開催は月100人、年2回のイベントでは300〜400人の参加が目標だが、まだ導入を具体的に検討していないような企業でも、気軽に視聴してもらえるようになった。展示会では「ウェビナーで観たので、ちょっと今回、来てみました」と声をかけられたことも。地道なウェビナー配信がEdgecrossの普及に貢献していると感じる。
疑似ライブで安定配信、運営の負担軽減
ウェビナーのほとんどは疑似ライブ方式で配信している。事前に収録した動画をミスなく配信できるので、ライブ配信に比べて運営側の負担を減らしつつ、ライブ感を演出している。個別質問機能ではチャットに比べて気軽に質問してもらうことができ、双方向性を実現。開催したセミナーは再び編集し、オンデマンドでも配信している。「1回で分からなくても何回でも受講できるのはとてもいい」と参加者からは好評だ。
新規顧客データ、メルマガ会員獲得に貢献
個人情報の管理がしやすく、メリットを感じている。ウェビナー申し込み時には受講者の承諾を得て、受講後にメルマガ未登録者を抽出し、プラットフォームに登録している。メルマガ会員は約8,000人。ネクプロでなければ新規顧客の個人情報取得に限界があり、メルマガ会員数の伸長に影響した可能性も。またコンソーシアムの幹事会などでもネクプロのアンケート集計などをダッシュボードで表示できるので、資料作成の工数も減らせている。
なぜ「ネクプロ」に?
選定ポイント
ネクプロに決めた理由
コストは抑えられるか?
コストを抑えつつ、開催の回数を増やしたいニーズに合致
工数をかけずに使えるか?
操作が簡単、直感的。
ウェビナーの実績が残り、引継ぎ不要
個人情報の管理はスムーズか?
視聴者データを効率的に管理可能。
新規受講者はメルマガに誘導
お客様インタビュー
4〜5社を比較検討
ネクプロが圧倒的優位
小池 望実 様
一般社団法人 Edgecross コンソーシアム事務局
マーケティングマネージャー
Edgecrossを普及させるため、マーケティング担当として展示会やセミナーなどの企画・立案、Edgecrossコンソーシアムの運営を担当しています。会員数や対応製品数、ソリューション数をどれだけ増やせるかが、私たちのミッションです。新規顧客開拓のため、モノづくりの現場に出向いて、Edgecrossを紹介し、導入を提案する営業活動もしています。アプリケーションのベンダーやSlerを訪問して、対応製品をつくりませんかとお願いすることもあります。
コロナ禍になった2020年3月、セミナーをオンライン化しようとウェビナーの情報収集を始めました。ウェブサイトを調べたり、オンライン説明会に参加したりしました。4〜5社ほど吟味したうえで、最終的にネクプロを選びました。機能の優劣を表にまとめたところ、ネクプロはすべてのポイントで優位性があり、ネガティブなポイントはありませんでした。コストや使いやすさはもとより、個人情報を管理するうえで最も信頼性が高く、バランス感がありました。総合的に私たちのニーズに合致していました。検討から2か月後には初回のウェビナーを開催できました。
撮影、編集もサポート
小さな会社こそ活用できる
準備は短期間でしたが、設定も思った以上に簡単にできました。操作が分からないときにサポートのチャット機能を使っていますが、いつも迅速で、特に苦労はなかったです。参加人数のカウントの仕方や、「ほかにこんな機能はないか」などと思い立った時に問い合わせています。
まったくゼロから始めましたが知見がなくても、直感的に操作ができます。アンケートの取得も簡単で、マニュアルはあまり見ずに作業が進みます。担当が入れ替わっても、過去のウェビナーの運用情報がシステム側に残っているので、すぐ対応できています。工数をかけずにできるというのは非常にメリットが大きいと実感しています。大きなイベントでは撮影や動画の編集まで全面的にサポートしてもらえますので、私たちのような小さな会社ほど活用できるのがネクプロだと思います。
一部のウェビナーは登壇者が慣れているネクプロ以外のツールを使っていますが、受講者の名前が全員に表示されることを参加者から課題として指摘され、ネクプロへの移行を検討しています。東京に限らず、全国各地から参加してもらえているウェビナーを通じて、少しずつですけれどEdgecrossを知ってもらっている手ごたえを感じています。
一般社団法人Edgecrossコンソーシアム様のネクプロ活用法
月次ウェビナーに加え年2回、400人規模のイベントも
見逃した人にはオンデマンド配信
Edgecrossコンソーシアム様のウェビナーは、対象によって定期開催(月5〜10回)、フォーラム(年2回)、不定期の共催セミナーの三つがある。ウェビナーは、まずは無償で学びたい初心者向けの「初めて<聞く>Edgecross」(図1、40分)、ハンズオン形式で実際に基本ソフトウェアをPCにダウンロードしてもらい動画をみながら一緒に作業する「初めて<触る>Edgecross)」(図2、同)といった講座で実用的な内容となっている。
対応製品については開発した企業と、Edgecrossの紹介と製品の説明をするウェビナーを共催し、商談を創出している。
年2回の大規模イベント「Edgecrossフォーラム」(図3、3時間)は定員400人で、2022年秋開催のテーマは「スマートファクトリー化へのDXの推進とカーボンニュートラル実現への推進」。
Edgecrossの活用事例やサービスの紹介、各種ワーキンググループの活動報告などを実施した。見逃した人向けには期間限定で、オンデマンド配信(図4)している。