みなさんは「ウェビナー(webinar)」をご存知でしょうか。ウェビナーとは「ウェブ(Web)」と「セミナー(Seminar)」を合わせた造語です。
従来のような、場所を決めて行う対面式のセミナーとは異なり、主にネクプロやzoom、マイクロソフトteamsなどのオンライン動画の配信システムを活用して行います。 そのため、いつどこにいても参加できたり、自分の都合に合わせて好きな時間に視聴できます。また、一般的なセミナーでは「席が遠くて資料の内容が読めない」「声がよく聞こえない」といった課題がありましたが、ウェビナーではそんな心配もありません。会場費や設営費、場所取り、受付業務といった工数の削減もできるため、主催者側のメリットも非常に多いのが特徴です。
ウェビナーの配信方法には、大きく分けて2種類あります。1つはリアルタイム配信、そしてもう1つが録画配信です。以下では「ウェビナーの録画配信」について、やり方やメリット、実施のポイントなどを徹底解説いたします。 これからウェビナーを開催する予定がある企業の経営者や営業担当者の方は、ぜひ参考にしてください。
株式会社ネクプロでは、10年以上に渡るウェビナー開催の実績から、初めての方でもすぐに取り組める「ウェビナーマーケティング・ウェビナー開催の基本」を以下の資料で確認できます。
目次
ウェビナーの録画配信と種類
ウェビナーツールを使ったウェビナーの録画配信は、何度もウェビナーを見返すことができたり、早送りや一時停止ができるため、特定のテーマを掘り下げて深く理解したい場合に向いています。
このようなウェビナーの特性上、商品の取扱説明や学習・教育系のコンテンツでの活用で採用されるケースが多いのが特徴です。また、解説が複雑になりがちなBtoB向けの商材を説明するのにもウェビナーの録画配信が適しています。 ウェビナーの登壇者も、オフラインセミナーやリアルタイム型のウェビナーで起きがちなミスやイレギュラーな事態を回避できるため、ウェビナーの動画配信に関するトラブル面の心配がなく安心です。
この録画配信に対して、リアルタイム配信では、現場中継やディスカッションなどのライブ感が求められるコンテンツに向いています。ウェビナーのリアルタイム配信では、ウェビナーの登壇者と参加者が双方向でインタラクティブなコミュニケーションを取れるため、ウェビナー視聴者の生の声を聞いたり、ウェビナー視聴者の潜在的なニーズを発掘しやすいのがメリットです。 ウェビナーの録画配信ではこのようなメリットがやや薄まりますが、ウェビナーのチャットやコメント、アンケート機能などを活用すれば、録画配信型のウェビナーでも十分にカバーできるでしょう。
ウェビナーの録画配信は、さらに大きく2つのタイプに分かれます。
1つは「リアルタイムのウェビナー配信を録画」してアーカイブのような形で後から配信する形式です。 そしてもう1つが「録画用に撮影したウェビナー動画」を配信する形式です。リアルタイムにウェビナー配信したものを録画してウェビナー配信する場合は、ウェビナー録画当時の臨場感あるウェビナー映像を後で見ることができます。しかしウェビナー動画を流す途中でトラブルが起きれば、そのまま録画配信の映像に残ってしまう可能性があります。 一方で、録画用に撮影したウェビナー動画を配信する場合は、ウェビナー動画を何度でも取り直しできるため、ミスのない完成度が高いウェビナー録画映像を作ることができます。
このようにウェビナーの録画配信の特長やメリットはそれぞれ異なるため、ウェビナーの題材によっても適した手法が異なります。もし、これからウェビナー配信をする予定がある場合には、まずどのような配信形式が適しているのかについて話し合ってみましょう。 何をどのように伝えたいかを明確にし、ウェビナーの最適なやり方を選んでみてください。
ウェビナーを録画配信するメリット
ウェビナーを録画配信するメリットはいくつかあります。今回は大きく3つに分けて、ウェビナーを録画配信するメリットを解説します。
何度でも同じ配信が可能になり費用や工数を削減できる
ウェビナーの録画配信を使えば、何度でも同じ動画を繰り返し配信可能です。リアルタイムのウェビナーを開催する場合とは異なり、ウェビナー動画の使いまわしができるため費用や工数を大幅に削減できます。 例えばサービスや製品の情報がリニューアルされるまでは、録画した動画配信を繰り返すだけで済むため時間の節約にもなり、費用対効果のメリットもあります。今までオフラインセミナーしかしたことがなかった企業では、ウェビナーで大幅なコストダウンが期待できるでしょう。
毎年同じセミナーを実施している企業や、複数の講師をアサインして同じ講演をしてもらったりしている企業におすすめの方法です。録画配信を使えば、社外セミナーはもちろん、社内研修のセミナーにも転用できるため、業務の効率化にも寄与します。
参加者を獲得しやすくなる
参加者を獲得しやすいことも録画配信のメリットです。ウェビナーは遠隔地に住む人や国外のユーザーも参加できるため、参加者の獲得や集客率が高くなります。その中でも録画配信を使えば、参加者のさらなる獲得が見込めます。
現代では生活様式が多様化したこともあり、人それぞれの環境によって使える時間はさまざまです。例えば、お子さんをお持ちの主婦の方であれば、朝の時間や子供の世話をする夜などは忙しくなるでしょう。またビジネスマンの場合でも、業態・業種によって使える時間はさまざまで、ダブルワークをしているような方であれば、使える時間も変則的になるはずです。
こうした要因から、オフラインセミナーやリアルタイム型のウェビナーでは、時間が合わずに参加できないというケースも少なくありません。しかし、アーカイブのような形で録画配信としてコンテンツを残しておけば、好みの時間に繰り返し視聴することができます。 ユーザーも「この時間までに用意しておかなければならない」や「時間を調整する必要がある」といった負担が減るため、より気軽に参加できるでしょう。
録画した動画を修正し、分かりやすさを向上させやすい
動画でコンテンツ内容を伝えられるウェビナーは、コンテンツに含められる情報量が多く、理解しやすいメディアと言えます。録画配信によるウェビナーでは、参加者への理解をより深めるため、既存の内容をさらに編集・修正してアップデートを重ねることが可能です。
例えば録画配信でウェビナーを行う度にアンケートを実施し、ユーザーからのコメントを集めたり、感想を募ることができます。 その中で改善できるポイントがあれば、すぐに修正・反映し、次の配信に活用できます。こうしたPDCAサイクルを繰り返すことで、より分かりやすく、ユーザーニーズに則した動画コンテンツが配信できるのです。
株式会社ネクプロでは、10年以上に渡るウェビナー開催の実績から、初めての方でもすぐに取り組める「ウェビナーマーケティング・ウェビナー開催の基本」を以下の資料で確認できます。
録画配信可能なウェビナーツール「ネクプロ」のご紹介
ここからは、録画配信が可能なウェビナーツール「ネクプロ」の特長や機能をご紹介します。
ネクプロは各種配信ができるだけでなく、セミナー・イベントの効果を最大化するための機能が搭載された、効果につながるウェビナーツールです。
例えば、ウェビナーの開催を検討している方の中には、以下のような課題を感じている方が多いでしょう。
- より多くのユーザーにリーチしたい
- 申し込みの手続きや管理の手間がかかる
- 当日の受付業務を簡略化したい
- 見込み顧客の商談化がうまくいかない
しかし、こうした悩みはネクプロを使って解消できます。ネクプロの機能を活用して申込データを一元管理したり、QRコードでの受付を実現したり、見込み客のフォローを簡略化したりと、本当に価値のあるウェビナーが実現します。
ネクプロの主な機能についてご紹介します。ネクプロの機能は大きく8つに分かれます。
◎リード管理
この機能では獲得した顧客の情報を詳細に管理することができます。グルーピングや権限設定をしておくことで、セグメントに応じた最適なコミュニケーションが可能です。見込み顧客を無理なく育成し、商談・成約へと導きます。
◎ランディングページ/Webフォーム
ランディングページや各種フォームを簡単に作成できる機能です。ターゲットとする企業に絞って、申込を許可する仕様にすることもできます。もちろん、申込時のメールも自動化できるので、余計な手間は一切かかりません。
◎セミナー/イベント管理
受講票・受付・予約・参加管理などを一括管理し、QRコードなどで簡略化します。煩雑な作業がなくなるため、トラブルやミスが減り、業務効率化が叶います。
◎Webイベント開催
ネクプロのウェビナーでは同時中継も可能です。撮影当日に必要な機材や配信の運営もサポートしてくれるので、初めてウェビナーを開催する方でも安心して利用できます。
◎クローズドオウンドメディア
ネクプロは録画配信にも対応しているほか、会員限定で動画を公開することも可能です。視聴ができなかったユーザーへの配信はもちろん、限定公開コンテンツなどに活用することで、顧客満足度の向上が見込めます。
◎アンケート
配信中・配信後にアンケートを実施することができます。会員限定のクローズドオウンドメディア内にも設置可能です。
◎視聴履歴分析、アンケート分析機能
コンテンツの閲覧履歴やアンケートの結果、アーカイブの視聴履歴が閲覧できます。顧客行動からニーズを分析し、PDCAサイクルが回せるようになります。
◎キャンペーンマネジメント
各種履歴やアンケート分析、蓄積された顧客情報を元に、最適なアクションが行えます。統合データベースからのメールを配信や、ウェビナーに参加できなかったユーザーのフォローが可能です。
これらの機能を通して、顧客とのより良いコミュニケーションが実現します。現在ウェビナーツール選びに迷っている方や、これからウェビナーを始めようと思っている方は、ぜひネクプロを使って効率的な配信を実感してみてください。
ウェビナーは録画配信を賢く活用しましょう
今回はウェビナーの録画配信にフォーカスしてご紹介しました。録画配信は多くのメリットがあり、コンテンツのブラッシュアップやユーザーに応じた柔軟な活用が可能です。コストパフォーマンスも高いので、積極的に活用していきましょう。