ウェビナー代行とは?ウェビナーが初めての方へ配信から企画まで支援できるサービスを解説

ウェビナー代行とは?ウェビナーが初めての方へ配信から企画まで支援できるサービスを解説

自社でウェビナーを開催したいけれど、「何から始めたらいいのか分からない」「配信の準備やトラブルが不安」といった悩みを抱えていませんか?

そんなときに活用したいのが「ウェビナー代行サービス」です。

ウェビナー代行とは、セミナーのテーマ設計から登壇者の調整、台本作成、集客戦略、当日の配信運営、そして終了後の分析や営業連携に至るまでを一括して支援してくれる外部サービスのことです。

社内に専任チームがなくても、企画の質や配信の安定性を担保しながらウェビナーを成功に導けるため、BtoB企業を中心に導入が広がっています。

特に「見込み顧客を獲得したい」「営業活動のDXを進めたい」と考える企業にとっては、極めて効果的な選択肢といえるでしょう。

本記事では、ウェビナー代行の基本から、企画代行や配信代行の具体的な業務内容、サービスの選び方、よくある質問まで徹底的に解説します。貴社のウェビナー戦略にぜひお役立てください。

ウェビナー代行サービスが注目される背景とは

2020年以降、ビジネスのコミュニケーションは大きく変化しました。

新型コロナウイルスの影響でオフラインセミナーの開催が困難になったことを契機に、オンラインでの情報提供や営業活動が急速に拡大。

ウェビナー(Webセミナー)は、企業が顧客や見込み客との接点を維持・拡大するための重要な手段となりました。

現在では、ウェビナーを通じて商談化率の高いリードを獲得する企業も増え、単なる代替手段ではなくマーケティングの中核施策として位置づけられています。

しかしながら、社内リソースだけで高品質なウェビナーを安定して運用するには限界があるのも事実です。

企画の立案、登壇者の調整、配信環境の整備、トラブル対応、集客導線の設計、効果測定まで、多くの工程を社内でこなすのは容易ではありません。

このような背景から、ウェビナーの実施において専門業者による「代行ニーズ」が急速に高まっているのです。

ウェビナー代行のサービス内容を徹底解説【企画〜配信まで】

ウェビナー代行サービスは、大きく以下の2つに分類されます。

  • 企画代行:セミナーの企画、構成、台本、集客など「中身」の支援
  • 配信代行:配信機材、スタッフ手配、当日の運営・録画など「技術面」の支援

この2つの要素をどちらもカバーできる会社もあれば、どちらかに特化した会社もあります。

どの領域を依頼すべきかは、自社のリソース状況や目的に応じて判断する必要があります。

以下、それぞれの内容について詳しく見ていきましょう。


ウェビナーの企画代行で支援される具体的な業務

企画代行サービスは、戦略的にウェビナーを設計し、成果につなげることを目的としています。具体的には以下のような支援が含まれます。

  • ターゲット・ペルソナ設計とテーマ設定
  • タイトルや台本、構成案の作成支援
  • 登壇者との調整や事前レクチャー
  • スライドの構成・ブラッシュアップ
  • 告知LPの制作・メールや広告などの集客支援
  • 申込フォームやアンケートの設計
  • 終了後のリードナーチャリング計画の立案

これらは単なるセミナーの「開催」ではなく、「成果につなげるウェビナー設計」を実現するために不可欠な要素です。

社内にマーケターやイベント担当者が少ない場合には、外部の専門家による企画代行が有効です。

ウェビナーの配信代行で代行される具体的な業務

配信代行サービスは「失敗しないウェビナー運営」を実現するための技術的な支援を担います。

  • 配信ツールの選定・設定(Zoomウェビナー,ネクプロ等)
  • 回線やPC、マイク、カメラなどの機材準備
  • 配信スタジオの手配・自社内設営サポート
  • 当日のタイムキープ・司会進行補助
  • ライブチャットやQA機能の運用代行
  • 配信トラブルへの即時対応
  • 録画・アーカイブデータの納品

配信品質は視聴者の満足度や離脱率に大きく影響します。

「音声が聞こえない」「画面が乱れる」といった問題が起こると、企業イメージに悪影響を与えるリスクもあるため、プロに任せる価値は大きいでしょう。

ウェビナー代行のメリット・デメリットを解説

ウェビナー代行サービスを検討するうえで、「導入することによるメリット」と「注意すべきデメリット」の両方を把握しておくことが重要です。

以下に、代表的なメリットとデメリットを整理しました。

メリット

  1. 高品質な配信を実現できる プロフェッショナルの支援により、音声・映像の安定した配信が可能になり、視聴者の満足度も向上します。
  2. 社内リソースを節約できる 企画から配信、レポーティングまで任せられるため、マーケティング部門の工数を削減できます。
  3. 配信トラブルを防げる 機材トラブルや接続障害なども、プロがその場で即時対応してくれるため安心です。
  4. 成果につながる構成を設計できる 視聴者のエンゲージメントを高め、リード獲得・商談化に導くシナリオ設計が可能になります。

デメリット

  1. コストがかかる 内製と比較すると費用が発生するため、予算に応じたプランニングが必要です。
  2. スピード感に制限が出る場合もある 複数の案件を同時に抱える代行会社もあるため、対応スケジュールは事前確認が必須です。
  3. 内製ノウハウが蓄積されにくい 完全外注にすると、社内に知見が残りづらくなるため、定期的な共有ミーティングの実施が望ましいです。

こうした点を踏まえたうえで、部分的な支援を受ける「ハイブリッド運用」なども検討すると良いでしょう。

ウェビナー代行会社を選ぶときの比較ポイント5選

ウェビナー代行会社は多数存在しており、それぞれに特徴や得意分野があります。

自社にとって最適なパートナーを選ぶためには、以下のような比較ポイントを重視するのが効果的です。

  1. 対応範囲の広さ 配信だけでなく、企画・集客・分析まで一貫対応できるかどうかを確認しましょう。
  2. 業界実績と専門性 自社と同じ業界での成功事例があるかは大きな判断材料になります。
  3. 配信技術とトラブル対応力 ライブ配信時のトラブルに迅速に対応できる体制が整っているかも重要です。
  4. ツールとの親和性 自社が利用するZoomウェビナー、ネクプロなどの専用プラットフォームなどに対応可能かを確認しましょう。
  5. 料金体系の明瞭性 パッケージ価格か従量課金制か、追加費用の有無などを事前に把握しておくと安心です。

これらの観点から複数社を比較検討し、実際のヒアリングや提案内容を踏まえて最終判断することが推奨されます。


おすすめのウェビナー代行会社5選【2025年最新版】

ここでは、実績豊富かつ特徴的なサービスを提供しているウェビナー代行会社を厳選して5社紹介します。各社の強みや価格帯を比較することで、自社に合った最適なパートナーを選ぶ参考にしてください。

株式会社ゴートップ

引用:https://www.gotop.co.jp/webinar/

ゴートップでは、「自社スタジオによるウェビナー・サポートサービス」を提供しています。ZoomやYouTube Liveなど各種プラットフォームに対応し、映像・音声の品質管理から配信設定までを一括でサポートされています。

基本的なサービスについてはほとんど押さえており、ソフトウェアの構成提案や使用方法までもレクチャーされます。

ゴートップは自社にスタジオを有しており、配信場所で困ることもありません。

もちろん、希望すれば在宅・オフィス環境からでの配信にも対応できます。

配信規模は100人までで、一般的なウェビナー規模であればほとんど対応範囲内です。

料金:25,000円/1時間〜

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株式会社キャスター

(引用:https://salesmarketing.cast-er.com/)

キャスターは、「CASTER BIZ sales marketing」というセミナー代行業務を提供しています。

同サービスでは、運営体制の決定から、機材選定、参加者対応から結果分析まで、一貫して引き受けています。

また、ウェビナーに適合したシナリオ・台本の作成を依頼することも可能です。

自社側ではなく、参加者側へのフォローが重厚なのもポイント。

ウェビナーにおける接続方法の解説や資料配布、チケット予約代行まで、幅広い範囲で対応できます。

サービス対応における多面性という点では、非常にすぐれたウェビナー代行業者だと言えるでしょう。

料金:88,000円〜(3ヶ月プラン)

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GLOBAL LINK JAPAN

引用:https://meetwork.jp/

グローバルリンクジャパンは、ウェビナーの運営/配信代行をしています。

ウェビナーのみならず、ミーティングやグループインタビュー、マーケティング調査などを得意としているのが特徴です。

対応できる業務も幅広く、計画立案から開催終了まで、一貫して依頼できます。

また、サービス形式や参加人数、司会者の有無や作成するスライド枚数などを入力することで、簡単に見積もりが出せるツールも。

さらに実績面でもすぐれており、区官庁からの依頼を多数請け負っています。

非常に信頼性の高いウェビナー代行業者だと言えるでしょう。

料金:要見積もり

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ビッグビート

引用:https://www.bigbeat.co.jp/services/conference-seminar

ビックビートでは、BtoB企業のカンファレンス・セミナーの支援実績が豊富にあります。企画からクローズまでトータルで一貫サポートをしてくれます。

また、オンデマンド配信や展示情報の掲載、イベントサイト構築など、細かいサービス面も充実している様子がうかがえます。

料金:要見積もり

公式サイトを確認する

東京セミナースタジオ

引用:https://tokyo-seminar-studio.com

東京スタジオセミナーは、YouTubeとZoom、vimeoに対応している業者です。

セミナー制作については18年以上の運営歴を持つ、たいへんなキャリアを有する業者。

時代の流れに合わせて、セミナーからウェビナーへの移行をサポートしています。

開催告知から配信実施、終了後のフォローや顧客分析など、非常に密度の濃いサービス内容が揃っています。

自社スタジオも有しており、最適な環境で配信することが可能です。

さらにはウェビナーの他にも記者会見やライブ配信、学会やシンポジウムにも対応しています。

あらゆる目的で柔軟に対応できる、すぐれた業者です。

料金,50,000円/1時間

公式サイトを確認する

サービス内容、業界実績、支援範囲、スピード感、価格などを総合的に検討しながら選定するとよいでしょう。

ネクプロなら「企画」も「配信」もまるごと対応可能!

ネクプロは、BtoB企業に特化したウェビナー/動画配信プラットフォームですが、配信プラットフォームの提供に留まらず、企画や配信の代行の支援も行っております。

ネクプロの主な特徴

  • 企画設計/配信のプロがサポート:ターゲット設計から台本作成、実際の配信まで支援
  • 自社プラットフォームでライブもオンデマンドも対応:ライブ配信、録画配信、オンでマンド配信が可能機能も充実
  • マーケティング連携がスムーズ:MA・SFAと連携可能で営業活動に活かせる
  • 視聴ログ・アンケート機能付き:リードの温度感を可視化し、即営業連携が可能
  • 動画コンテンツの資産化支援:ウェビナーデータをコンテンツマーケに再利用可

ネクプロなら「企画や配信だけ」ではなく「成果を出すためのウェビナー」をトータルで支援可能です。ぜひ一度お問い合わせください。

よくある質問(FAQ)

Q. ウェビナー代行を依頼すると、どこまで対応してくれるの?

A. 企画から集客、登壇サポート、配信、アフターフォローまで対応可能な会社が多くあります。必要に応じて部分的な依頼も可能です。

Q. Zoom以外の配信ツールにも対応していますか?

A. はい、多くの代行会社がZoom以外にもTeams、YouTube Live、自社配信ツールなどに対応しています。

Q. ウェビナー代行の相場はどのくらいですか?

A. 配信のみなら5万円〜、企画や集客を含めると20〜50万円程度が一般的です。

Q. 自社の営業活動と連携できますか?

A. MAツールとの連携や視聴ログ提供を通じて、営業活動に直結した設計が可能です。

Q. スポットでの単発依頼もできますか?

A. 可能です。初回トライアルや1回限りの導入事例も多く、まずは小規模からスタートする企業も増えています。


まとめ:ウェビナー代行で、成功するオンラインセミナーを

ウェビナーはBtoBマーケティングや営業DXにおいて、今や不可欠な施策となっています。しかし、成果を出すには「戦略的な企画」と「安定した配信運営」の両方が求められます。

自社だけで対応しきれない部分を、ウェビナー代行サービスを活用して補うことで、限られたリソースでも高品質なオンライン施策を実現可能です。

まずは、自社の課題や目的を明確にし、それに合った代行会社を選定するところから始めてみてはいかがでしょうか?

ネクプロのような一気通貫型のプラットフォームを活用すれば、初めてのウェビナーでも安心して成果を出すことができるでしょう。