【2025年最新版】イベント管理システム比較7選|料金・機能・タイプ別おすすめ徹底解説

イベントの集客から運営、開催後のデータ分析まで、あらゆるプロセスを一元管理できるイベント管理システム。数ある製品の中から、自社のイベントに最適なシステムを見つけるのは大変な作業です。

この記事は、ネクプロが長年の経験と最新の市場動向を基に徹底的に分析・執筆しました。たくさんある中から主要なイベント管理システムを厳選しましたので、この記事を読めば、最適なシステムがきっと見つかります。

この記事でわかること

  • イベント管理システムの導入メリットと失敗しないための選び方
  • 自社の目的に合ったシステムを「業務効率化」「大規模対応」「リード獲得・活用」の3タイプから見つける
  • 主要なイベント管理システム7選の料金、機能、サポート体制をまとめた徹底比較表
  • 実際にシステムを活用した企業の導入事例
  • イベント管理システムに関するよくある質問(FAQ)

イベント管理システムとは?導入のメリットと選ぶポイント

イベント管理システムは、単にイベントの参加者を管理するだけでなく、イベントを成功に導くための強力なツールです。多くの企業が導入を検討するのには、主に3つの大きな理由があります。

イベント管理システム導入の3つのメリット

  1. イベント開催業務を劇的に効率化できる
    イベントの企画・運営には、参加者リストの手動作成、リマインドメールの個別送信、アンケートの配布と集計など、多くの手作業が発生します。これらの作業は時間がかかる上、人的ミスも起こりやすいのが課題です。
    イベント管理システムを導入すれば、これらの定型業務を自動化・一元管理でき、大幅な業務効率化が図れます。特に、受付管理の機能を活用すれば、イベント当日の受付業務をスムーズにし、参加者の待ち時間を減らすことにもつながります。
  2. 多様なイベント形式に柔軟に対応できる
    コロナ禍を契機に、オンライン形式やリアル×オンラインを組み合わせたハイブリッド形式のイベントが主流になりました。これらのイベント形式は、配信技術や参加者管理の面で複雑さが伴います。
    イベント管理システムは、ウェビナーツールとの連携や、バーチャル空間を構築できる機能を備えているため、多様な形式のイベントに柔軟に対応可能です。参加者がどこにいても、質の高い体験を提供できます。
  3. 質の高いリード獲得と商談機会を創出できる
    イベントは、潜在顧客との重要な接点です。しかし、ただ開催するだけでは、その後の商談につなげることが難しい場合があります。
    イベント管理システムは、参加者の行動ログ(どのセッションを視聴したか、どの資料をダウンロードしたかなど)を詳細に取得できます。このデータは来場者管理システムとして活用でき、関心度の高いリードを特定できます。さらに、取得したデータを既存のCRMやMAツールと連携することで、イベント後の効率的な営業アプローチやナーチャリング施策につなげられます。

失敗しないための比較検討ポイント

数多くのイベント管理システムの中から自社に最適なものを選ぶためには、ただ機能が多ければ良いというわけではありません。以下の4つのポイントを事前にしっかり比較検討することが重要です。

  1. 料金体系
    各システムの料金体系は、初期費用、月額費用、従量課金、無料プランの有無など多岐にわたります。予算内で収まるか、将来的にイベント規模を拡大した場合のコスト増も考慮して選びましょう。年間を通して複数のイベントを開催する場合は、従量課金よりも定額制の方がコストパフォーマンスが良いケースもあります。
  2. 機能の網羅性
    システムによって得意な機能は異なります。集客に強みを持つもの、運営管理に特化したもの、データ分析に優れたものなどさまざまです。イベント受付管理システムとしての機能や、リードナーチャリング機能など、自社が最も重視する目的に合わせて、必要な機能がすべて揃っているかを確認しましょう。
  3. サポート体制
    イベント本番中に予期せぬトラブルが発生した場合、迅速なサポートが受けられるかは非常に重要です。導入前のサポートはもちろん、日本語サポートの有無や、トラブル発生時の対応時間、問い合わせ方法なども事前に確認しておくと安心です。
  4. 外部連携 イベント管理システムで得られたデータをマーケティングや営業活動に活用するには、既存のツールとの連携が不可欠です。CRM(顧客管理システム)やMA(マーケティングオートメーション)ツールなど、自社が利用しているツールとスムーズに連携できるかを確認してください。これにより、データ活用の幅が大きく広がります。

目的別!最適なイベント管理システムを選ぶ3つのヒント

数あるシステムの中から、自社のイベントに合ったものを選ぶのは難しいものです。ここでは、イベントの目的別に3つのタイプに分け、それぞれのおすすめシステムをご紹介します。

タイプ1:業務効率化とコスト削減を最優先したい担当者向け

手作業でのイベント管理に限界を感じているものの、大がかりなシステムは不要という方には、シンプルで使いやすいシステムが最適です。小規模なセミナーや社内イベント、イベント受付管理システムの機能を効率化したい場合に力を発揮します。

  • 概要
    このタイプのシステムは、直感的な操作性を重視しており、専門的な知識がなくてもすぐに使いこなせるのが最大のメリットです。必要な機能に絞られているため、料金も比較的安価なものが多く、コストを抑えながらイベントを効率的に運営できます。
  • おすすめシステム
    • Peatix: SNS連携で集客にも強みを持つチケット販売・参加者管理ツールです。イベントの公開から参加者とのコミュニケーションまで、シンプルに管理したい方におすすめです。
      Peatix公式サイト
    • イーベ!: 「誰でもカンタンに使える」をコンセプトにしたシステムです。直感的な操作画面と充実したサポート体制が魅力で、小規模な交流会やセミナーに特に向いています。
      イーベ!公式サイト

タイプ2:大規模なオンラインイベントや展示会を開催したい担当者向け

参加者が数千人規模のオンライン展示会や、複雑なセッション管理が必要な大規模イベントでは、高度な機能を備えたシステムが不可欠です。

  • 概要
    このタイプのシステムは、多数の同時接続に耐えうる安定した配信機能や、複数のセッションを同時に管理できる機能、参加者同士の交流を促すネットワーキング機能などを備えています。バーチャル空間を構築できるシステムもあり、リアルイベントに近い臨場感を提供できます。
  • おすすめシステム
    • ネクプロ: 大規模なオンラインカンファレンスや、複数セッションを同時進行するイベントに強みを持っています。参加者は一つのURLで複数のセッションを自由に移動でき、ユーザー体験を損なうことなく、円滑なイベント運営を実現します。豊富な機能と安定した配信環境で、数千人規模のイベントも安心して開催できます。また、QRコードを使ったスムーズな受付管理機能もあります。
      ネクプロ公式サイト
    • eventos: リアル・オンラインイベントの運営を一元管理できるプラットフォーム。ライブ配信やチケット発行、アンケート機能など、イベント運営に必要な機能を網羅し、データ収集までシームレスに実現します。
      eventos公式サイト
    • EventHub: ウェビナーや商談会機能が非常に充実しており、参加者と出展者、または参加者同士のエンゲージメント向上に特化しています。イベント管理システムとして、集客から商談まで一貫してサポートします。
      EventHub公式サイト

タイプ3:リード獲得とデータ活用を重視するマーケティング担当者向け

イベントを単なる情報発信の場ではなく、質の高いリードを獲得するための重要な施策と捉えている方には、データ分析機能に優れたシステムが適しています。

  • 概要
    このタイプのシステムは、イベント開催後のデータ分析に強みを持っています。参加者の視聴時間、Q&Aへの参加状況、ダウンロードした資料など、行動データを詳細に追跡し、来場者管理システムとして活用できます。これらのデータを既存のCRMやMAツールと連携することで、よりパーソナライズされた顧客育成(ナーチャリング)が可能になります。
  • おすすめシステム
    • ネクプロ: 参加者の行動ログ分析に強みを持っています。ネクプロのシステムを活用すれば、どの参加者がどのコンテンツにどれだけ興味を持ったかを可視化できます。また、視聴したコンテンツに応じて異なるアプローチがとりやすいのも◎。
      ネクプロ公式サイト
    • SHANON MARKETING PLATFORM: イベントの事前申込から来場管理、フォローまで一貫管理できるクラウドサービスです。リアル・オンライン・ハイブリッド形式に対応し、データ管理やマーケティングに役立ちます。セキュリティも強化され、幅広く採用実績があります。
      SHANON公式サイト
    • Eventory: イベントの企画から分析まで一元管理できるDXソリューション。独自の配信機能や充実したコミュニケーションツールを備え、専門スタッフによる運営サポートで効果的なイベント実施を実現します。
      Eventory公式サイト

主要イベント管理システム徹底比較

ここまでご紹介してきた各システムの特徴を踏まえ、主要なイベント管理システムの機能を一覧で比較できる表を作成しました。この表を参考に、自社の目的や予算に最適なシステムを見つけてください。

料金・プラン比較表

サービス名初期費用月額費用無料プラン特徴
Peatix0円0円(従量課金)あり参加費が発生した場合のみ、販売手数料が発生。手軽に始めたい方向け。
イーベ!55,000円~33,000円~なしシンプルな料金体系。
eventos要問合せ要問合せなし最低契約期間は1年間。
EventHub要問合せ要問合せなし料金は機能や利用人数によって変動。大規模イベント向け。
SHANON MARKETING PLATFORM要問合せ要問合せなしマーケティング機能が充実しており、高機能な分、費用も高め。
ネクプロ要問合せ要問合せなし
※30日間の無料トライアルあり料金は機能やアカウント数によって変動。
Eventory要問合せ要問合せなし利用状況に応じて、スポット対応の3ヶ月、6ヶ月プランもあり。

(注記:表中の料金や機能は一般的な例であり、実際の提供内容はプランや時期によって異なる場合があります。詳細は各公式サイトにお問合せください。)

主要機能比較表

サービス名集客機能運営機能データ分析機能外部連携
Peatixイベントページ作成、SNS連携チケット発行、QRコードアクセス数なし
イーベ!申込フォーム作成、メール配信イベント受付管理システム、参加者名簿申込状況、アンケート集計一部あり
eventos告知ページ作成、LP制作バーチャル空間、セッション管理アクセスログ、行動ログCRMなど
EventHubLP作成、告知メールウェビナー、商談、マッチング視聴ログ、行動ログCRMなど
SHANON MARKETING PLATFORMLP作成、フォーム参加者管理、メール配信ログ分析、顧客プロファイリング多数のCRM、MAツール
ネクプロLP作成、申込フォーム作成、メール配信ウェビナー、ライブ配信、オンデマンド配信、QRコード、アンケート視聴時間、離脱率、行動ログSalesforce、AccountEngagementなど
EventoryLP作成、フォームAIマッチング、オンライン交流参加者エンゲージメント、行動ログCRMなど

(注記:表中の料金や機能は一般的な例であり、実際の提供内容はプランや時期によって異なる場合があります。詳細は各公式サイトにお問合せください。)

導入事例から学ぶ!成功の秘訣

ここでは、実際にネクプロを導入してイベントを成功させた企業の事例をご紹介します。リアルな課題と解決策を知ることで、自社に最適なシステム選びのヒントが見つかるはずです。

事例1:株式会社マイナビ

株式会社マイナビは、オンラインビジネス情報サイト「TECH+」を運営しており、年間100回以上のセミナーやイベントを開催しています。同社は、大規模オンラインイベントのプラットフォームとしてネクプロを導入し、参加者の体験向上と運営の効率化を実現しました。

導入前の課題

  • 集客・回遊率の停滞: 配信画面のカスタマイズ性に乏しく、集客や展示ブースへの回遊率が低かった。
  • 不十分なログとリードの質: 詳細な視聴ログが取得できず、参加者の関心度が不明確だった。
  • 高い運営負荷: 主催者側の事務局作業が膨大で、スポンサーにも制作や進行の負担が大きかった。

ネクプロ導入後の成果

これらの課題を解決するため、マイナビはネクプロを導入。その結果、以下の価値を実感しています。

  • 集客と回遊率の向上: 展示ブース一体型にカスタマイズした本格的な集合型オンラインイベントで、集客5,000名、参加者数 2倍、ブース来訪数が3倍に増加しました。
  • リードの質の向上: セッションごとの視聴時間やアンケート回答など、詳細なデータを取得できるようになり、より精度の高いリードをスポンサーに提供可能になりました。
  • 運営負荷の軽減: 運営支援サービスを活用することで、事務局の工数を1人月分削減できました。

マイナビの事例をもっと詳しく見る

事例2:株式会社アカリク

理系大学院生の新卒・中途採用支援を行う株式会社アカリクは、新規商談数と受注数の増大を目指し、オンラインイベントに注力しています。これまで利用していたZoomウェビナーでは、大規模カンファレンスの開催に課題を抱えていましたが、ネクプロの導入で解決しました。

導入前の課題

  • ユーザー体験の低下: ZoomではセッションごとにURLを発行する必要があり、視聴者が複数のセッションを切り替える際の体験を損なっていた。
  • 非効率なリード管理: ウェビナー参加者情報をSalesforceに手動で更新する作業に、毎回約5時間もの膨大な時間がかかっていた。
  • 商談創出までのタイムラグ: 手作業でのデータ処理のため、ウェビナー終了後にインサイドセールスがリードにアプローチできるのは翌日になっていた。

ネクプロ導入後の成果

  • リード管理工数を10分の1に削減: 従来の約15時間かかっていたリード処理時間が1.5時間へと大幅に短縮されました。
  • Salesforce自動連携による商談化率の向上: カンファレンス終了からわずか30分後には、優先度の高いリードのリストが自動で生成され、インサイドセールスがすぐにアプローチを開始できるようになりました。
  • 大規模カンファレンスの複数回開催を実現: 毎回2,000名以上の参加者を集める大規模なカンファレンスを効率的に複数回開催できるようになりました。

アカリクの事例をもっと詳しく見る

事例3:株式会社イトーキ

日本の代表的なオフィス家具メーカーである株式会社イトーキは、法人向けマーケティング部門で少人数体制でウェビナーを企画・運営していました。ネクプロの導入によってその運営プロセスが劇的に改善されました。

導入前の課題

  • 開催までの膨大な工数: ウェビナーの準備に1ヶ月もかかっており、開催頻度を増やすことが難しかった。
  • 人的ミスのリスク: 配信オペレーションの一部が手動であり、データ連携にも不足があったため、人的ミスやトラブルのリスクが懸念されていた。

ネクプロ導入後の成果

  • 運営の効率化と定期開催の実現: ウェビナーの準備期間が従来の1ヶ月からたった半日にまで短縮され、年間10回以上のウェビナーを計画的に開催できるようになりました。
  • 参加しやすいウェビナー体験の提供: 参加者はログイン不要の「ダイレクトURL」からワンクリックで視聴できるため、参加のハードルが下がりました。
  • 訪問者を惹きつけるイベントページ制作: 内容に合わせた柔軟なデザインの完全オリジナルページを制作をする「デザインカスタマイズサービス」を利用。ページのデザイン性が高まることで多様なソリューションをわかりやすく紹介できるようになっています。
  • Salesforce連携による営業活動の強化: 顧客行動データがリアルタイムでSalesforceキャンペーンに保存され、タイムリーで適切な情報提供が可能になりました。

イトーキの事例をもっと詳しく見る

イベント管理システムの導入を検討されている方は、ぜひネクプロの導入事例を参考にしてみてはいかがでしょうか。

イベント管理システムに関するよくある質問(FAQ)

Q1:無料プランでどこまでできる?

A1:多くのイベント管理システムでは、無料プランや無料トライアルを提供しています。

  • 無料プラン:小規模なイベント(参加者100名までなど)の開催や、基本的な来場者管理システム機能、簡単なメール配信機能などが利用できることが多いです。
  • 無料トライアル:有料プランの全機能を一定期間(1週間〜1ヶ月など)試せるため、本格導入前に操作性や機能をじっくり確認したい場合に最適です。

Q2:システム導入にかかる期間は?

A2:システムの規模や導入支援の有無によって異なります。

  • 簡易的なシステム:申し込みから数日〜1週間程度で利用開始できることが多いです。
  • 大規模システム:初期設定や既存システムとの連携が必要な場合、数日~1ヶ月程度かかることもあります。また最低契約期間もありますので、あわせてご留意ください。

Q3:セキュリティ対策は大丈夫?

A3イベント管理システムは、参加者の個人情報を扱うため、セキュリティ対策は非常に重要です。

  • 多くのシステムは、SSL/TLS暗号化通信や、ISO27001などの国際的なセキュリティ基準に準拠しています。
  • プライバシーマーク取得の有無や、データセンターの所在地、過去のセキュリティ事故の有無などを確認しておくと安心です。

Q4:イベント受付管理システムとしても使える?

A4:はい、多くのイベント管理システムには、イベント受付管理システム機能も含まれています。

  • 参加者リストを事前に登録し、イベント当日はQRコードやバーコードを読み取るだけで受付が完了する機能や、参加者情報の変更をリアルタイムで反映する機能などがあります。
  • これにより、当日の受付業務が大幅に効率化され、参加者の待ち時間を減らすことができます。

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まとめ:最適なイベント管理システムを見つけるには

本記事では、イベント管理システムの比較ポイントから、目的別のおすすめシステム、そして実際の導入事例までを幅広く解説しました。最後に、あなたに最適なシステムを見つけるための重要なポイントをまとめます。

目的と予算に合ったシステムを選ぼう

「業務効率化」「大規模イベント」「リード獲得・活用」といった、最も重視する目的を明確にし、その目的に特化したシステムを選ぶことが成功の鍵です。

まずは無料プランやデモで試してみるのがおすすめ

記事の情報だけでなく、実際にシステムを触ってみることで、操作性やUI/UXが自分たちに合っているかを確認できます。

ぜひ、イベントを成功に導くための最適なツールと戦略を見つけてください。

ネクプロのイベント管理システムについて、詳しい機能や実績、料金を知りたい方はこちらから資料ダウンロードください。