医療カンファレンスのオンライン化で感染症対策も万全に!ウェビナーで安心できる社会を実現

カンファレンスとは、一般的に比較的大規模な会議という意味で使われることが多い言葉です。しかし、カンファレンスはもともと医療現場で使われており、数名から十数名で行う会議や話し合いを言います。

新型コロナウィルスの蔓延により医療現場がひっ迫した状況にあるいま、2次感染や3次感染を予防するために、このようなカンファレンスが容易に実施できなくなっています。 そこで、ウェビナーを活用したオンラインカンファレンスが注目されています。 オンラインカンファレンスを実施することで、医療従事者がインタラクティブ(双方向性)に意見を交換し、患者の情報や治療方法をリアルタイムに共有できるメリットがあります。

ここでは、ビジネスの領域でもよく使われるようになった「カンファレンス」について、医療現場における「オンラインカンファレンス」に特化した内容で解説します。 まだオンライン化が進んでいない医療や介護現場に従事されている方は、是非参考にしてください。

ウェビナー・動画配信ツールをお探しなら「ネクプロ」

カンファレンスとは

カンファレンスは、もともと会議や協議会、連盟、同盟といった意味を持つ言葉です。

ただし、医療現場では数名から十数名の会議や話し合いを指すことが多く、ビジネス界では外部も交えた大規模な会議を指すことが多い特徴があります。 ただし医療におけるカンファレンスは、一般的に小規模な会議や打ち合わせ、話し合い といったミーティングのような形式で行われることが多くなっています。

実際に医療現場におけるカンファレンスは、患者の状態や治療方針など、緊急性の高い内容が多く、ビジネスのような将来の指針を発表するものとは大きく異なります。

そのため、新型コロナウィルスの感染などに気を配りながらも、複数の医師や看護師がチーム内でカンファレンスを実施しなければ医療現場の体制が大きく崩れる可能性があるのです。そこで、オンラインによる非接触型のカンファレンスが注目されるようになりました。

以下では、オンラインカンファレンスのメリットや実施方法、注意点について解説します。

オンラインカンファレンスのメリット

オンラインカンファレンスは、今後さらに医療現場での活用が広まっていくと考えられます。
そこで、以下ではオンラインカンファレンスのメリットについて解説します。 オンラインカンファレンスのメリットは、大きく分けて以下の4つがあります。 感染症のリスクがない いつ、どこからでも参加できる 他の医師や専門家も参加しやすい オフラインカンファレンスよりも質問や意見がしやすい それぞれについて解説します。

感染症のリスクがない

オンラインカンファレンスは、オフラインと違い、感染症のリスクがありません。
新型コロナウィルスの蔓延により、医療現場では最近特に感染リスクが問われていますが、インフルエンザなどの流行時にも非常に有効な集団と言えるでしょう。

いつ、どこからでも参加できる

オンラインカンファレンスは、原則としてインターネット環境さえ整っていれば、いつ・どこからでもカンファレンスに参加可能です。
そのため、勤務時間が不規則な医療関係者でも比較的参加しやすいメリットがあります。

他の医師や専門家も参加しやすい

カンファレンスをオンライン化することで参加しやすくなるのは、医療チーム当事者だけではありません。
他の医療チームや専門家の意見を取り入れるためにも、積極的に外部への呼びかけを行い、複数の医師や専門家と情報交換することが大切です。

オフラインカンファレンスよりも質問や意見がしやすい

オンラインカンファレンスでは、参加者が質問や意見を出しやすいという特徴があります。
オフラインカンファレンスの場合は、時間の関係などで参加者が質問や意見を出す機会が限られることが多くあります。しかしオンラインカンファレンスでは、チャット機能を使うことで、誰もが思った時にすぐに質問や意見をだすことができます。
また、その質問や意見がテキストとして残るため、見過ごされる可能性が低くなります。 このように、オンラインカンファレンスには、活用法によってさまざまなメリットがあります。

オンラインカンファレンスの実施方法と種類

ここでは、オンラインカンファレンスの実施方法を解説します。

医療におけるオンラインカンファレンスでは、患者の情報や治療法に漏れがないように対応し、共有することが重要です。そのため「5W1H」の概念でカンファレンスを構築します。

5W1Hとは

5W1Hとは、以下の6つで構成される要素を指します。

  1. when(いつ)
  2. where(どこで)
  3. who(だれに)
  4. what(何を)
  5. why(なぜ)
  6. how(どのように実施する)

この6つの要素を把握することで、カンファレンスの精度や完成度が一気に高まります。また5W1Hによって、同じ医療チーム内でカンファレンスを行う目的を共有しやすくなるでしょう。

オンラインカンファレンスの種類

オンラインカンファレンスの実施方法には「完全オンライン型」と「ハイブリッド型」の2種類があります。

以下では、それぞれの特徴を解説します。

完全オンライン型カンファレンス

完全オンライン型カンファレンスとは、カンファレンスに参加する全員がオンライン参加する手法です。
基本的に、オンラインカンファレンスはウェビナーなどの動画配信ツールを使用して行います。完全オンライン型カンファレンスでは、ミーティングルームなどを使用しないため、皆が一ヵ所に集合する必要がなく、感染などのリスク軽減にも繋がります。ただし、医療チーム内でのコミュニケーションが取りにくいというデメリットがあります。そのため医師や看護師のリーダーが必要で、カンファレンスをリードしながら全員の意思を確認、統一することが重要です。

ハイブリッド型カンファレンス

ハイブリッド型カンファレンスとは、一部のチームスタッフが実際に集まりカンファレンスを行いながら、参加できないスタッフにオンライン動画でリアルタイムに配信する手法です。
ハイブリッド型カンファレンスでは、現場のスタッフとオンライン参加のスタッフとの意思の疎通に注意しなければなりません。特にオンラインで参加する医療従事者に対しては、リーダーが積極的に声掛けしながら、単なる生配信にならないように配慮する必要があります。
ウェビナーツールにはチャット機能があるため、インタラクティブな意見交換を行いましょう。

医療カンファレンスのオンライン化のまとめ

このように、医療の現場では日常的にカンファレンスが開かれているため、医師や看護師が感染症に不備がないように細心の注意を払いながら従事しています。
新型コロナウィルスの蔓延に終わりが見えないいま、オンラインカンファレンスに注目が集まることは必然であり、今後も医療だけでなくビジネスや教育の世界でも広まっていくことでしょう。

ウェビナーツールは、ビジネスにおいてメリットが多い機能を兼ね備えていますが、チャット機能や疑似ライブ配信、オンデマンド配信など、医療でも活用の幅が広い機能が充実しています。まだ利用に至っていない医療従事者のかたは、是非一度ご確認ください。

ウェビナー・動画配信ツールをお探しなら「ネクプロ」