
「もし本番でスライドが動かなかったら…」「登壇者のマイクがオフのままだったら…」 ウェビナー運営に携わる方なら、一度はこの不安に駆られたことがあるはずです。 ブランド価値を左右するマーケティングイベントや、数百名が参加する全社集会において、 配信のトラブルは単なる「ミス」では済まされないリスクとなります。
そんな運営側の強い味方が、Zoomウェビナーの「練習セッション」機能です。 本番と同じ環境でありながら、視聴者には一切見られない“隔離された特設ステージ”でリハーサルを行うことで、配信の質は劇的に向上します。
本記事では、練習セッションの基本的な使い方から、そして最新の「バックステージ機能」との使い分けまでを徹底解説します。
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目次
はじめに:Zoomウェビナー練習セッションとは?
「Zoomウェビナー練習セッション」機能とは、ホスト、共同ホスト、およびパネリスト(登壇者)が、視聴者に内容を見られることなく、マイク、カメラ、画面共有、ビデオ再生、AIコンパニオンなどの動作確認を行うための専用モードです。
通常、ウェビナーの開始時間になると参加者は一斉に入室を開始しますが、練習セッションを有効にしている場合、ホストが「ウェビナーを開始」ボタンを明示的にクリックするまで、参加者は待機室(または接続待機画面)に留められます。
このセッション内での会話やテスト映像、チャットなどは、本番が開始されるまで視聴者に一切公開されません。そのため、登壇者の緊張緩和やスタッフ間の最終連携に最適な環境を提供してくれます。
Zoomウェビナー練習セッションを使用する戦略的メリット
練習セッションの導入は、単に「技術的なミスを防ぐ」という消極的な理由に留まらず、イベントの質を根本から向上させる戦略的な意義を持っています。
1. 配信品質の絶対的保証
オンラインイベントにおいて、視聴者が最もストレスを感じるのは「声が聞こえない」「スライドが動いていない」といった初歩的なトラブルです。練習セッションを利用することで、全員の音声感度やネットワークの安定性を、本番と同一の条件下で検証できます。特に外部デバイスを使用している場合、設定が予期せず内蔵マイクに切り替わっていることがありますが、これらを事前に修正できるのは大きな利点です。
2. 運営チームの心理的安全性と連携強化
本番直前の数十分間、視聴者がいない環境でスタッフや登壇者と最終確認ができることは、チーム全体の心理的安定に大きく寄与します。進行台本の確認、Q&Aの役割分担、チャットへのリンク投稿タイミングなど、細かなオペレーションを実演形式で確認できるため、本番中の混乱を最小限に抑えられます。
3. 最新AI機能の事前検証
これからのウェビナー運営において、AIコンパニオン(AI Companion)の活用は標準化しつつあります。練習セッション中にAIを起動させることで、リハーサルの内容から「想定Q&A」を生成したり、登壇者の話し方をAIが分析してフィードバックを提供したりすることが可能です。
4. 視聴者のブランド体験(UX)の最適化
運営側が準備を整えている間も、視聴者をただ待たせるわけではありません。カスタマイズされた待機室やBGMの送出を通じて、「プロフェッショナルな準備がなされている」という安心感を醸成できます。これにより、開始直前の離脱を防ぎ、イベントへの期待感を高める効果があります。
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【キャプチャで解説】練習セッションの設定~開催までの操作
練習セッションを利用するには、スケジュール段階での設定が必要です。具体的な手順を解説します。
1. ウェビナーをスケジュール設定
設定はZoomアプリ内ではなく、ブラウザからアクセスする「Zoomウェブポータル」で行います。
1.Zoomウェブポータルにログインし、左メニューの「ウェビナー」をクリック、「ウェビナーをスケジュールする」

2.設定画面下部の「ウェビナーオプション」までスクロール、「練習セッションを有効にする」にチェックを入れます。「スケジュール」をクリックして設定を確定させます。

2. 当日の開始方法
1.ホストは該当ウェビナーを選択、「練習セッションを始める」をクリックします。

2.練習セッションが開始されます。「練習セッションを始める」をクリックします。

3.「ウェビナーを開始」をクリックすると、本番が開催されます。

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【応用編】練習セッションで確認すべきポイント
練習セッションの限られた時間を最大限に活用するための、カテゴリー別チェック項目です。
- 音響・映像の最適化 「背景雑音の抑制」機能が効いているか、キーボードの打鍵音が入っていないかを確認します。また、リングライトの反射を抑え、カメラ目線が適切かもチェックしましょう。
- 画面共有の挙動 デモンストレーションを行う際、デスクトップ通知が表示されない設定になっているかテストします。動画を流す場合は「音声を共有」にチェックが入っているか、音量バランスは適切かを実際に再生して確認します。
- 運営のシミュレーション 共同ホストへの権限付与、投票機能の動作確認、必要に応じた「バックステージ」機能の使い分けを練習し、スムーズな画面遷移を実現します。
練習セッションとバックステージ機能の違いってなに?
練習セッションと類似した機能として「バックステージ」機能があります。これらは混同されがちですが、運用上の目的は明確に異なります。下記が比較表になります。
| 特性 | 練習セッション | バックステージ |
|---|---|---|
| 利用可能時期 | 本番開始前のみ | 本番開始前、本番中、本番終了後 |
| 主な目的 | 事前リハーサル、機材チェック | 本番中の登壇者待機、裏での打ち合わせ |
| 出席者への見え方 | 待機メッセージ表示(完全に遮断) | メインステージの映像を視聴中(バックステージの音声は聞こえない) |
| ライセンス要件 | Webinarアドオンで利用可能 | Zoom Events / Webinars Plusが必要 |
【キャプチャで解説】バックステージ機能の設定~開催までの操作
1. ウェビナーをスケジュール設定
設定はZoomアプリ内ではなく、ブラウザからアクセスする「Zoomウェブポータル」で行います。
1.Zoomウェブポータルにログインし、左メニューの「ウェビナー」をクリック、「ウェビナーをスケジュールする」

2.設定画面下部の「ウェビナーオプション」までスクロール、「バックステージを有効にする」にチェックを入れます。「スケジュール」をクリックして設定を確定させます。

2. 当日の開始方法
1.ホストは該当ウェビナーを選択、「バックステージを始める」をクリックします。

2.バックステージへ移動できます。

3.「ウェビナーに入る」へ移動し、ウェビナーを開始します。

4.「バックステージに入る」をクリックすると本番からバックステージへ移動します。 こちらは何度でも出入り可能になります。

このように、練習セッションは「静的なリハーサル空間」、バックステージは「動的な運用空間」として使い分けることが、可能です。
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ここまでZoomウェビナーの練習セッション特徴~設定までご紹介しました。 ライブ配信など、万が一のトラブルを事前に防ぐには、練習セッション機能やバックステージ機能を使用して万全の準備が不可欠です。 しかし毎回ライブ配信を実施するには、担当の準備工数がかかり負担も大きいのではないでしょうか。 そんな時に【疑似ライブ配信】や【オンデマンド配信】などのライブ配信以外の配信形式を検討するのはいかがでしょうか。本番当日に毎回練習する必要もなくなり、突然のトラブルも回避できます。
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よくある質問(FAQ)Zoomウェビナー 練習セッション
Q1:練習セッションは本番の何分前から開始すべきですか?
A: 一般的には30分前、複雑な進行がある場合は60分前を推奨します。特に外部登壇者がいる場合、接続トラブルの解決に時間がかかるケースがあるため、余裕を持つことが大切です。
Q2:数日前の「リハーサル」として使えますか?
A: はい、可能です。スケジュールの日時に関わらずいつでも開始・終了できます。数日前にリハーサルを行い、一度ウェビナーを終了させれば、当日またクリーンな状態で開始できます。
Q3:練習セッション中の録画は、本番と混ざりませんか?
A: クラウド録画の場合、練習セッション中の録画を一度停止してから本番を開始すれば、別のファイルとして生成されます。自動録画設定の場合は、後で不要な部分をカットするか、本番開始時に手動で再開する運用を検討してください。
まとめ:万全な準備で成功を掴みましょう
ウェビナーの成功は、その9割が「準備」で決まると言っても過言ではありません。 これからのウェビナー運営には、AIの活用や高いセキュリティ、そして洗練された視聴者体験が求められています。
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