近年、Web上でセミナーを開催する「ウェビナー」を採用する企業が日本でも増えてきています。 IT企業を中心に普及が進んでいますが、ウェビナー先進国のアメリカではIT企業の枠を超えて普及率が高い傾向にあります。また、手軽にウェビナーが開催できるツールが整備されてきたことで敷居が下がり、日本においても開催する企業の裾野はこれからも広がることでしょう。
この記事では、近年盛り上がりを見せているウェビナーを開催するにあたってその方法、ポイント、必要なアイテムをご紹介します。
目次
ウェビナーとは?開催前の基礎知識
ウェビナーは、ウェブとセミナーを組み合わせた造語であり、オンライン上で実施されるセミナーのことを指します。ウェビナーはインターネット環境があれば全国どこからでも参加できることが特徴です。実際の会場で開催されるセミナーに比べて集客しやすく、より大人数のイベントや説明会を低コストで開催できます。
ウェビナーとWebミーティングとの違い
Webミーティングとウェビナーは似ている言葉ではあるものの、想定される利用シーンが異なります。 Webミーティングは、「Zoom」などを用いてオンライン上で会議を行うことを指し、Web会議とも言われています。 Zoomは双方向でのコミュニケーションを取る場面に向いており、オンライン商談や社内会議、遠隔サポートなどで活用されることが大半です。
Zoomと他のツールってどう違う?
ZoomはWeb会議サービスとして利用されることが多く、顧客管理機能をはじめとしたウェビナーに必要な機能が備わっていません。 またウェビナーを開催する上での申し込みフォームを別で作る必要もあり、やや不便に感じる場合が多いでしょう。 ウェビナーツールであれば、申し込みフォームや顧客管理、アンケート、メール配信など、ウェビナーに必要な機能が用意されています。
ウェビナーの配信方法2つ
ウェビナーの配信方法は主に「リアルタイム配信」「疑似ライブ配信」の2つに大別されます。ここでは、それぞれの配信方法について解説します。
リアルのウェビナー開催
リアルタイム配信は、生放送で動画配信を行う方式のウェビナーです。 参加者の反応や意見を見ながらウェビナーを進められるので、オフラインで実施されるセミナーのように進行できます。 ウェビナーツールに搭載されているQ&A機能やチャット機能を活用することで、リアルタイムにコミュニケーションを取れる点がメリットです。 一方で、音声や映像トラブルが発生する可能性もあるので、事前に入念なリハーサルをして体制を整えておく必要があるでしょう。
録画による疑似ライブ開催
録画による疑似ライブ配信は、あらかじめ撮影した動画をオンデマンドもしくはダウンロード形式で配信する方法です。 リアルタイム配信をアーカイブとして残し、再度配信するケースも疑似ライブ配信に近いといえるでしょう。 事前に撮影しておくことで、動画に字幕や効果音などの演出を加えたり、カット編集によって見やすい動画を制作できるメリットがあります。 またいつでも好きなタイミングで配信を視聴できるので、受講者の都合に合わせやすいことも特徴です。
ウェビナーの開催方法|開催までの10の手順
ここでは、ウェビナー開催に必要なアイテムに加えて開催の方法と手順をご紹介します。
ウェビナーの目的(ゴール)を決める
ウェビナーを開催するにあたってその目的を決める必要があります。 目的が曖昧ではコンテンツの方向性が定まらず、散漫なものになってしまいます。 ウェビナーが新しい商品やサービスの紹介と販促を目的としているなら、1回のウェビナー開催で商談化・案件化する件数や、見込み顧客の会員登録件数などを具体的に設定して、それに適したコンテンツの準備を進めましょう。
ターゲットとウェビナーの配信内容を決める
ウェビナーを視聴する人に関しては、どんな人をターゲットにするかによってウェビナーの配信内容が決まります。 例えば、自社の製品やサービスを全く知らない人をターゲットにするなら、いきなり自社の商材の紹介という告知を立てるのは得策ではありません。 まずは自社の商材の分野に興味のありそうな人向けに、その分野での最新のトレンドや今後の動向など、参加者にとって有益なウェビナーであることを前面に出して視聴してみたいという気を起こさせる配信内容にします。 そして、ウェビナーをきっかけに自社商材に関する問い合わせを誘発し、メールアドレスなどの情報の提供を促しましょう。
集客
集客をする前に、開催するウェビナーのコンセプトをクリアにしておく必要があります。コンセプトが明確になっていなければ集客のターゲットが定まりません。 ある業界の特定の分野をテーマにするなら、その分野のことを全く知らない人向けなのか、ある程度知識がある人向けなのかが決まっていないと集客する層や集客する方法が定まりません。 そして、ウェビナーの開催を広告して実際に集客をする際には、ウェビナーに参加するとどのようなメリットがあるのか、どのようなコンテンツか、講師はどんな人か、参加申し込みの容易さなどをアピールして参加意欲を高める工夫をしましょう。 また、コンセプトが決まったら、集客と後述する台本・絵コンテの作成、当日に向けた準備を並行して進め、適宜調整していくようにしましょう。
台本・絵コンテの作成
ウェビナーで公開するコンテンツが明確になったら、当日の司会進行をスムーズに行うために台本・絵コンテを作成しましょう。 ウェビナーの進行の流れについてしっかり台本・絵コンテを作っておけば当日の本番になっても慌てることなく落ち着いて進めることができます。 話の流れや見せるスライドの順番、その間合いに入れるコメントなどを一通り時系列にまとめておき、滞りなく進められるよう準備しておきましょう。 想定問答やトラブル発生時の対処についても作っておけばなお安心です。
講師の手配、当日スタッフの練習
講師を著名な人に依頼する場合は、スケジュールが先まで埋まっている可能性があるので手配は早めにしましょう。 また、当日に公表する資料やプレゼンテーション内容について、講師と事前にすり合わせをしておく必要があるのでその時間も見ておきましょう。 適当な講師が見つからない場合は、講師の派遣を請け負う会社に依頼するのも1つの手です。 そして、当日の本番に備えてスタッフの事前練習をしておきましょう。マイクやカメラの操作、画面の切り替えタイミング、資料の表示など本番と同じ条件で練習しておきます。
配信場所の確保
ウェビナーはどこからでも配信できますが、撮影する環境が悪いと参加者に悪い印象を与えてしまう恐れがあります。 社内の会議室を配信場所にするなら、ウェビナー開催中は出入り禁止にして電話機も撤去し、背景に余計なものが映り込まないように場所を整えましょう。 社内に適当な場所がなければレンタルスタジオを利用する手もありますが、その場合は自社から機材や人員の移動がしやすい場所を選びましょう。
開催前のリマインドメールの送信
ウェビナーの参加を募り、開催日が近づいてきたらリマインドメールを送信しましょう。 参加受付からウェビナー開催日までの期間が長い場合、参加者はウェビナーに参加申し込みをしたことを忘れてしまって欠席につながる恐れがあります。 そこで、リマインドメールを送ることでウェビナーの存在を思い出してもらい、当日のスケジュールを調整することを促します。リマインドメールには、セミナーの題目、開催日時、セミナーの内容、参加URL、メール送信元情報などを記載しましょう。 リマインドメールは、ウェビナー開催の2週間前、1週間前、3日前、前日あたりに送るのが効果的です。
ウェビナーを開催する
ウェビナー開催当日になったら、開始30分前までに準備を済ませておきましょう。 事前に入念に準備をしていても本番にトラブルはつきものです。 開始30分前までにトラブル対処も含めてセットアップを行い、プレゼンテーション資料が最新版になっているかも確認しましょう。 本番が始まったら喋り方はテンションを高めに保ち、声の抑揚に注意します。 また、少し大袈裟なくらいに顔の表情やリアクションを意識しましょう。さらに、参加者からコメントや質問があった場合はリアルタイムで応答し、臨場感や適度な緊張が持てるように進めることを意識します。
開催後の参加者フォロー
ウェビナーは開催して終わりではありません。ウェビナーをマーケティング活動の一環として位置づけているならば、参加してくれた人達は見込み顧客なので、商談化・案件化することが大切になってきます。 新規顧客の発掘が難しい現代では、リードの獲得と個別の商談化の方法としてウェビナーは重要な役割を果たします。 ウェビナーに参加して興味が増した参加者に対しては、次のステップに誘導するためにウェビナー開催後にメールや電話でフォローを行い、積極的に商談化・案件化につなげましょう。
次回コンテンツの改善や録画動画の編集・配信
ウェビナーを長期にわたって効果のあるものとするためには、開催後に次回のウェビナーに向けて継続的に改善をしていかなければいけません。 そのためには、参加者にアンケートを取ってフィードバックに役立てるのがいいでしょう。 コンテンツの質は良かったか、開催時間は短過ぎなかったか・長過ぎなかったか、参加者が知りたいと思っている内容だったかなど、参加者の感想を集め、改善に活かします。 そして、ウェビナーをもう一度視聴したい、参加できなかったが視聴してみたいという人達に向けて、録画した動画を編集・配信することも忘れてはいけません。
ウェビナー開催に必要なアイテム6つ
ここではウェビナー開催に必要なアイテムをご紹介します。
1.ウェビナー配信ツール
ウェビナーの画像と音声をインターネットを介して配信するためには、ウェビナー配信ツールが必要です。現在では各社からさまざまなタイプのツールが提供されているので、Web上で情報を比較してみましょう。 また、ツールによっては画像と音声の配信だけではなく、チャット機能やアンケート機能が搭載されているものもありますので、必要に応じて欲しい機能をチェックしてみましょう。 さらに、何人までの参加者に対応しているか、資料共有がスムーズにできるか、録画機能があるかなどもチェックしておきたいポイントです。
2.カメラ
少人数のウェビナーならパソコンに内蔵されているカメラでも事足りますが、大人数の場合は画質の良い外付けのカメラを使った方がいいでしょう。カメラの選定にあたっては、画質(解像度)は十分か、十分な画角を持っているか、フレームレートは適性かなどをチェックしましょう。 最近のスマートフォンはカメラの性能が高いものもあり、そのようなものであればスマホのカメラでも問題ありません。
3.マイク
パソコンや外付けのカメラの多くはマイクを内蔵していますが、ウェビナーに使うには音質が十分に良くはありません。内蔵のマイクの多くは無指向性・モノラル収録なので、周囲の音を拾ってしまって雑音の元になり、また奥行のない平坦な音声になってしまいます。 講師の話す音声をクリアに拾うためには単一指向性でステレオ収録のマイクを使いましょう。単一指向性のステレオ収録のマイクであれば、余計な音を拾って参加者の収集を逸らしてしまったり、平坦な音声で飽きさせてしまったりすることがありません。
4.配信場所
ウェビナーを開催する場所は会社の会議室を使う場合が多いと思われますが、ウェビナー開催中は人の出入りや電話の音が入らない落ち着いた場所を選びましょう。 場合によってはレンタルスタジオなどを借りてもいいでしょう。講師の背景には余計なものが映り込まないようにシンプルなものにして、参加者が集中して画面を見られるようにします。 また、照明についても注意が必要です。画面が暗いとウェビナーが暗いイメージになってしまいますので、事前にカメラで映り具合を見ながら適度な明るさになるように照明を調整しましょう。
5.台本・絵コンテ
当日のウェビナーを滞りなく進めるためには、前もって台本や絵コンテを用意しておくことが必要です。ウェビナーの進行を時系列に1つ1つ台本や絵コンテに記しておくことで、当日も落ち着いてウェビナーを進行することができます。 台本・絵コンテは、開会の挨拶、会社説明、資料の案内、講師紹介、講師から引き取り、質疑応答、アンケートの案内、閉会の挨拶の順に画面の切り替えタイミングも含めて進行内容を記しておきましょう。
6.資料
会場開催型のセミナーでは講師から参加者の顔が見えます。したがって、参加者はセミナーに飽きてきても、何か他のことをし始めたり、話を聞かなくなったりするということはあまりありません。 しかし、ウェビナーでは講師の目も周りの人の目もないので、飽きてきたら他のことをしながら片手間に見たり、離席したりすることが容易に起きます。 ウェビナーでは、参加者は講師ではなく資料を見ます。そのため、ウェビナーの中で参加者に見せる資料は、構成段階でどこまで作り込めるかによって参加者の興味を引きつけることができるかが決まります。また、資料にアニメーション効果をつけて動きのあるものにして視覚的に注意を引くような工夫も必要です。
ウェビナーを開催する際のコツ4つ
ここでは、ウェビナーを開催する際のポイントを説明します。
一発本番は絶対に避ける
よほど熟練したプレゼンテーターでもない限り、一発本番でプレゼンテーションをすることは絶対に避けましょう。プレゼンテーションを失敗する原因は数えきれないほどありますが、特に練習不足はその中でも大きい原因です。 台本を一字一句違わずに覚える必要はありませんが、内容をしっかりと身につけて言葉に詰まったり、プレゼンテーション資料の切り替えに手間取ったりすることのないようにしましょう。 落ち着きがなかったり、焦っていたりするとそれは参加者に伝わってしまうものです。開催日の1週間か数日前までには参加者全員でリハーサルを実施し、問題点を確認しておきましょう。
集客は複数のチャネルで
Web利用者にもさまざまな形態がありますので、複数のチャネルを組み合わせて集客すると効果が高いでしょう。 具体的には、自社の製品やサービスに興味のある人が訪れる自社のホームページ、拡散力のあるSNSアカウント、バナー広告やリスティング広告を用いたWeb広告、自社で運営しているポータルサイトなどのチャネルが考えられます。
本番中の機器トラブルを想定しておく
事前にリハーサルをしておいても本番になって機器がトラブルを起こすこともあるので、その対処を想定して準備しておきましょう。ウェビナー当日は開始10分前~15分前からログインできるようにしておき、トラブルがあった場合にログインし直したり、アプリやパソコンを再起動したりすることができるように時間に余裕を持たせましょう また、本番直前や本番中に講師がトラブルに対処するのは負担が大きく、進行に支障をきたしますので、控えでサポートするスタッフを準備しておきます。 当日は、音声や映像のトラブルがあった時に配信側に問題があるのか、参加者側に問題があるのかを見分けられるよう、スタッフが別の端末で参加者としてログインしておくと判断がしやすくなります。
アンケートやチャット機能により参加者の声を聞く
一般的には参加者が一言も発言しなかったセミナーよりも、何か発言してくれたセミナーの方が満足度は高いと言われています。ウェビナーでは参加者が視聴するだけで終わりになってしまいがちなので、臨場感と適度な緊張感を持たせるために、アンケートやチャット機能を使って積極的に参加者の声を聞くようにしましょう。 内容がインタラクティブなものであれば参加者の興味をより引きつけることができます。
ウェビナーの初開催はサポートを受けたほうが安心
ウェビナーを初めて開催するとなったら何から準備を始めたらいいのか迷ってしまうという方もいることでしょう。そういう時はサポートを受けるのも1つの手です。 ウェビナー資料の準備や録音・録画機材の準備、撮影場所の設営、当日の運営、開催後のフォローアップメールの配信など、開催前から開催後の一連の作業をサポートしてくれる会社もありますので、不安がある方は利用してみましょう。
ウェビナーの開催は無料で大丈夫?3つのリスクを解説
ウェビナーツールには無料のもの、有料のものがあります。 ウェビナー開催を考えている方のなかには、「まずは無料のツールを使用したい」と考えている方もいるかもしれません。 しかし、無料で開催するにはリスクについても把握しておく必要があります。 ここではウェビナーを無料で開催する3つのリスクを解説します。
1.ウェビナー配信中のトラブルに対応できない
ウェビナーはリアルタイムで配信を行うことが多く、オンライン上で配信されるため、映像や音声のトラブルが発生する可能性も考えられます。 無料ツールを使用した場合、そのようなトラブルに自分で対処しなければならないケースが大半です。 サポート体制が整っているツールであれば、ウェビナー配信中のトラブルにもすぐ対応してもらえるでしょう。 ネクプロでは、回線速度のチェックやストリーミングサーバへの接続確認、映像・音声の視聴確認、動作環境の確認をすぐにチェックできます。
2.ウェビナー開催のノウハウがない
ウェビナーは会社紹介や説明会、営業販促、製品・サービスの使い方など、さまざまな用途で活用されます。 集客する人数や達成したい目標によって、ウェビナーには多くの工夫が必要です。知識やノウハウがなければ、集客から商談化までスムーズに進められず、失敗に終わることも。 効果的かつ質の高いウェビナーを開催するには、ノウハウやサポート体制の整った有料ツールを活用するといいでしょう。
3.セキュリティーの安全性
ウェビナーでは、自社の製品・サービスの情報だけでなく、お客様や企業の情報を取り扱うことになります。そのため、セキュリティ対策は万全にしておかなければなりません。 ネクプロでは、安心・安全の充実したセキュリティサービスを提供し、ペネトレーションテストの実施を行っています。 グローバルトップ企業、東証⼀部上場企業、官公庁でも導入されているため、セキュリティの面でも安心です。
開催前に確認!ウェビナーツールの選び方
ウェビナーの実施を考えている方は、開催に必要な機能やサポート体制が十分に備わったウェビナーツールを活用しましょう。 ウェビナーツールを選ぶ前に、どのような目的や予算を持って開催するのかを明確にしておくことをおすすめします。 ここでは、ウェビナーツールの選び方について解説します。
目的に合っているか
ウェビナーを活用する企業はさまざまですが、企業によってウェビナーを活用する目的は異なるでしょう。 ウェビナーツールにはアンケートやレポート作成、API連携、コンテンツ作成サポートなど豊富な機能が備わっていることがほとんどです。 しかし機能やサポート内容は製品によって異なるため、あらかじめ自社で話し合ったうえで、どのような機能が必要かを把握しておきましょう。 「どのようなウェビナーを開催し、どのような結果を得たいのか」といった目的に応じてツールを選ぶことが大切です。
料金/費用感が合っているか
ウェビナーを開催するにあたって、どのくらいの予算が必要になるかも事前に決定しておきましょう。予算に応じてツールを絞り、その中から必要な機能が備わっているものを選ぶことをおすすめします。 たとえば、開催頻度や優先度が低い場合に、必要ない機能が備わっているツールを選ぶと、無駄にコストがかかってしまいます。 反対に、コストを抑えたいばかりにシンプルな機能のツールを選ぶことで、ウェビナーによる効果が感じられないリスクも考えられるでしょう。 そのため、予算と機能のバランスを考えたうえで、ウェビナーツールを選ぶことが重要です。
サポート体制が万全か
ウェビナーはオンデマンド配信や疑似ライブ配信で実施することもありますが、リアルタイムで配信するのが一般的でしょう。 オンライン上でツールを使用して開催するため、万が一音声や映像にトラブルがあった場合に、すぐにトラブル対応できるサポート体制が整っていると安心です。 日本語に対応しているツールであれば、困ったことがあればすぐに対処できます。
有料か無料か
ウェビナーツールには有料の製品、無料の製品があります。 無料ツールは基本的な機能が備わっているものの、有料ツールに比べると制限されている機能が多いです。 利用料がかからないぶんコスト削減になるので、頻度が少ない場合や小規模のウェビナーに向いています。ただし、無料ツールは回線が不安定になったり、分析機能やサポートがない場合が多い傾向です。 今後もウェビナーを開催する予定がある、大規模なウェビナーを開催する場合は、自社の予算に合わせて有料ツールを利用することをおすすめします。
国産ツールか海外ツールか
ウェビナーツールは、国産の製品・海外の製品があります。 国産ツールは日本人向けに作られており、各機能やヘルプが日本語対応しているので、直感的に使いやすい点がメリットです。 電話やメールによるサポートも日本人が対応するので、何かトラブルが発生した際の対応もスムーズです。 一方で、海外ツールは操作に慣れるまでの時間がかかるうえに、英語でサポートを受けなければならないケースがあります。 そのため、とくに大きな理由がないかぎり、国産ツールの利用がおすすめです。 海外に目を向けたウェビナーを開催するといった場合、海外ツールを検討するのもよいでしょう。
参加上限人数に気をつける
ウェビナーツールは、製品によって参加上限人数が異なります。開催するウェビナーの規模を考慮して、参加上限人数を比較しておきましょう。 無料ツールは上限がかなり少ない場合が多く、事前に確認しておかなければイベント近くにトラブルにつながることも。 予算と合わせてチェックしておきたい点のひとつです。
デモを利用して決める
実際に使い勝手や機能を比較するために、デモで試して比較しましょう。 1ヶ月無料などトライアル期間を設けているツールも多いので、開催規模や予算に応じてツールを選定するといいでしょう。 「初めてウェビナーを開催する」「興味がある」という場合は、まずは試してみることをおすすめします。
おすすめのウェビナーツール7選
ウェビナーツールの選び方は分かったものの、実際にどのようなツールがあるか分からない方もいるでしょう。 ここでは、おすすめのウェビナーツールについて、どのような人に向いているかを合わせて紹介します。
1.ネクプロ
ネクプロは、ウェビナー開催に必要な機能にくわえ、豊富なノウハウと運用サポートを提供するウェビナーツールです。 ライブ配信・疑似ライブ配信・オンデマンド配信など多彩な配信方法と、顧客管理・集客・アンケート・分析改善まで、ネクプロ1つで実現できます。 東証一部上場企業や官公庁などでの導入実績もあり、セキュリティ対策やサポート体制も万全です。 「集客率を最大化したい」「ウェビナーマーケティングを成功させたい」と考えている方は、ネクプロのご活用をおすすめします。
2.Zoomウェビナー
Zoomウェビナーとは、オンラインコミュニケーションツール「Zoom」のオプション機能として提供されている、ウェビナーツールです。 メールリマインダー、Q&A機能、有料ウェビナー開催など、ウェビナーに必要な基本的な機能が備わっています。 「慣れ親しんだZoomを使用したい」「ウェビナーがどういうものか試したい」と考えている方は、Zoomウェビナーがおすすめです。
3.コクリポ
コクリポは、主催者・参加者ともに簡単にウェビナーを行えることに特化したツールです。 ウェビナーを開催する際は、タイトルや概要、開催日時を入力するだけで、集客ページも簡単に作成できます。もちろん、データ管理や分析機能も備わっているものの、難しい操作は必要ありません。 参加者はURLをクリックすることで、簡単にウェビナーに参加できます。 「操作に慣れていない」「ウェビナーを試したい」と考えている方は、まずは初月無料のコクリポを試してみるのもいいでしょう。
4.Vcube
クラウド型配信サービス「V-CUBE セミナー」は、ウェビナー配信やオンラインイベントが実施できるサービスです。 またウェビナーだけでなく、リアルとオンラインを組み合わせたハイブリットイベントも開催できる点が魅力です。 Web会議や営業支援など、活用シーンに合わせて自由に使い分けられるメリットもあります。 「実際のセミナーに近い形でイベントを開催したい」「社内や営業でも利用したい」と考えている方は、Vcubeがおすすめです。
5.Jストリーム
Jストリームには、動画の管理・配信・効果検証など、動画活用に必要な機能が搭載されています。 リアルタイム配信・疑似ライブ配信に対応しており、アーカイブ動画のオンデマンド配信をすることも可能です。 動画に関する制作・配信・運用に対応しているため、「動画コンテンツに力を入れたい」と考えている方におすすめのツールといえます。 30日間の無料トライアルも利用できるので、まずは使い勝手を試してみるといいでしょう。
6.AdobeConnect
Adobe Connectは、アドビ株式会社が提供するウェビナーツールです。 大規模なウェビナーの開催も可能で、大会議室から小会議室などグループ分けを通じてさまざまなコミュニケーションが取れます。 マルチデバイスに対応しており、ブラウザやモバイルアプリから簡単に参加できる点がメリットです。 世界的にも有名なAdobeが手掛けるウェビナーですので、信頼性や満足度も高い傾向にあります。
7.GigaCast
スライドを使った「プレゼン形式」に特化したウェビナーツールです。セミナー告知から視聴ログの収集など、ウェビナーの実施に必要な機能が多く備わっています。 セミナーは自動録画されるので、そのままダウンロードしたりオンデマンド配信に活用することが可能です。 直感的に操作しやすく機能性も充実しているので、「ウェビナーツールに慣れていない」「何からすべきか分からない」という方におすすめします。
ウェビナー開催のフルサポート支援あり!「ネクプロ」のご紹介
ここで弊社が提供するウェビナーツール「ネクプロ」をご紹介します。ネクプロはマーケティングに特化したウェビナーツールです。 開催前の集客から始まって申し込み受付メールの配信、当日の動画配信とアンケート、そして開催後の参加者分析と改善まで全てをワンストップで実行可能です。会員制の配信や録画配信にも対応しているので、リードナーチャリングもスムーズに行えます。 また、ウェビナー配信に不安のある方には、コンテンツの制作から申込者管理、集客、収録までをフルサポートする支援するサービスも提供しています。 ネクプロは、ウェビナーの価値を高め、ウェビナー配信に関わる全てのプロセスを可視化することによって、マーケティングの費用対効果を向上させるお手伝いをします。 初めてウェビナーを開催する方、開催していてどうもうまくいかないという方は、ぜひネクプロにご相談ください。
ウェビナー開催は入念な準備で成功させましょう!
使いやすいウェビナー配信ツールの選定、適切なカメラ・マイクの準備、当日の準備、開催後の参加者フォローなど、どれを取ってもウェビナー開催を成功させるためには欠かせません。 ウェビナーを開催する予定の方はぜひネクプロの導入をご検討ください。