「オンライン講演会のやり方が知りたい」
リモートワークが増える中で、講演会や研修などのオンライン化を検討する企業担当者が増えています。しかし初めての試みとなると、どうやって準備すればいいか困ってしまうことも。
そこで今回の記事では、オンライン講演会のやり方やメリット、おすすめのツールを紹介します。Web上での講演会を導入する際、ぜひ参考にしてください。
目次
オンライン講演会とは
オンライン講演会とは、企業などが主催となり経営者や著名人、スポーツ選手や専門家などを講師として招き、オンラインセミナー配信ツールを利用して開催するセミナーのことをいいます。ウェブとセミナーとを合わせて、ウェビナーと呼ばれることもあります。
配信にはライブ配信と録画配信とがあり、ライブ配信を録画して当日参加できなかった人たちに情報提供したり、後に企業内で研修動画として活用したりできるでしょう。
オンライン講演会はWeb上で手軽に参加できるため、急速な勢いで広まっているスタイルです。ビジネスだけでなく、教育や医療などさまざまな分野で普及しています。
社内向けと外部向けオンライン講演会
オンライン講演会は、大きく分けて社内向けと社外向けの2種類があります。1つ目の社内向けオンライン講演会は、CEOや取締役などが社員に向けた講演会、社員研修や店舗研修、販売代理店へ向けた製品・サービスの説明会、役員挨拶などが挙げられます。一般的に、社員や関係者同士の情報共有や研修に利用できるでしょう。
次に、社外向けオンライン講演会とは、法人や個人など、一般の人々が参加できるセミナーのことです。新製品やサービスの説明会をオンラインで開催し、新規見込み客を開拓したり、著名人を招待したりすることで、企業価値の創出などが期待できるでしょう。
オンライン講演会のメリット
オンライン講演会は、オフラインと比べてどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは4点紹介します。
感染防止対策ができる
まずオンライン講演会では、感染防止対策を徹底できるというメリットがあります。現地に参加者が集まるオフラインの講演会では、ソーシャルディスタンスが必要となるため、大人数を集めることが難しくなります。
その点、オンライン講演会では人との直接的な接触が起こらないため、参加者が大勢集まったとしても、感染を気にすることなく開催できるでしょう。
場所にとらわれず受講できる
次に、参加者は世界中のどこにいてもオンライン講演会を受講できるというメリットが挙げられます。これまで有識者の講演会に参加しようと思うと、大都市や広い講演会場があるところに限られていました。
しかしWeb上ではスマホやパソコンがインターネットにさえつながっていれば、場所を問わずアクセス可能です。そのため現代では昔と比べて、欲しい情報を得る機会がより平等になったといえるでしょう。
費用を抑えて開催できる
主催者側にとっては、コストを削減しながらオンライン講演会を開催できるというメリットがあります。場所を借りて講演会を開催するとなると、運営スタッフの人件費や講演者の交通費、場所代など費用がかかります。
しかしオンラインでは配信場所と機材、講師や配信スタッフを確保すれば、オフラインと比べてコストを大幅に抑えてセミナーが開催できるでしょう。
さまざまな層にアプローチできる
最後に、オンライン上で講演会を開催することで、さまざまな層にアプローチできるようになるでしょう。これは新規の見込み客開拓の手法が増え、顧客層が広がるチャンスとなります。
そのため企業では、部署で培ったノウハウや新商品の説明をオンライン講演会として提供し、新たに顧客となる層を惹きつけるマーケティング活動を実施しています。
オンライン講演会のやり方
実際にオンライン講演会は、どのようなやり方をすればいいか紹介します。
講演者を決める
オンライン講演会のテーマが決まったら、講演者を選定しましょう。社内の役員や従業員なのか、それとも外部講師にお願いするのか検討する必要があります。
外部講師に講演依頼をする場合、講師検索サイトを利用すると便利です。
- 講演依頼.com:https://www.kouenirai.com/
- 講師派遣NAVI:https://koushihaken.nikkansports.com/
- Speakers.jp:https://www.speakers.jp/
配信ツールを確認する
どの配信ツールを利用するか確認が必要です。代表的なウェビナーツールとして、ネクプロ、Zoomウェビナー、Google Meetなどがあります。無料版と有料版があり、機能やオンラインセミナーの規模、セキュリティ、操作しやすいかどうかで決めるようにしましょう。
当日の資料を作成する
オンラインセミナーで講師が話しているだけでは、参加者は飽きてしまう恐れがあるため、画面共有で見せる資料を作成しましょう。パワーポイントで作成するのが一般的で、文字を書きすぎずイラストや写真を入れると見やすくなります。
資料作成は、オフラインのセミナーと同じ方法でも構いませんが、注意点があります。それは、データを軽量化させることです。サイズが大きいとアップロードに時間がかかったり、通信に不具合が起こったりする可能性があります。
挿入する画像の大きさを変えて、効果音やアニメーションをできるだけ入れないことでサイズダウンできます。
集客をする
外部に向けてオンライン講演会を開催する場合、集客をする必要があります。集客の方法として、公式ホームページやブログ、FacebookやTwitterといったSNS、オンラインセミナー告知サイトに掲載するといいでしょう。
申し込みフォームは、参加者の入力事項を最低限にすることで、手間が省けて応募してもらいやすくなります。
配信設備を整える
オンライン講演会の当日に利用する配信設備を整えましょう。まずは、配信場所を自社内にするかレンタルするか、マイクやカメラといった機材、回線はどのように調達するのかを確認しましょう。
当日通信トラブルが起きないよう、必ず事前にテストしてください。資料を画面に映し、最後まで不具合がないか確認するようにしましょう。
参加者とコミュニケーションの時間を設ける
オンラインでの講演会やセミナーは、主催者による一方通行のコミュニケーションになりがちです。グローバル企業の社内向け役員挨拶など、参加者が大人数いる場合は一方通行のスタイルも必要ですが、特に外部参加者がいる場合は双方によるコミュニケーションを取るようにしましょう。
例えば、質疑応答の時間を設けたり、配信ツールの機能を利用してチャット、ブレイクアウトルーム、挙手機能を使う時間を持つようにすることをおすすめします。
アンケートを配布する
オンライン講演会が終わったら、アンケートのURLを参加者に即座に送付しましょう。講演会の満足度や興味のあるテーマを教えてもらえる絶好のチャンスです。フィードバックをもらうことで、満足度の高いオンライン講演会を提供できるようになります。
オンライン講演会が開催できる!おすすめのツール5選
オンライン講演会ができるおすすめツールを5つ紹介します。
ネクプロ
ネクプロはオンライン講演会に必要な集客、企画、配信、顧客管理、さらには分析まで包括的に行えるプラットフォームを提供しています。
複数のオンラインイベントを単一のプラットフォームで管理できるため、業務効率化が可能です。ウェブマーケティングまでカバーしているのが特徴的で、リード管理や育成にも役立ちます。
Zoomビデオウェビナー
Zoomビデオウェビナーは、5万人まで対応できるツールです。バーチャル背景、ノイズ抑制などさまざまな機能があり、映像の質を落とさず講演会を行うことができます。
Q&Aや挙手、アンケートなど、参加者とコミュニケーションを取る機能が充実しており、つながりを感じながら配信が可能です。
V-CUBE
イベントやセミナーのオンライン化をサポートするV-CUBEは、オンライン化の運営サポートを受けながら配信できます。東京や大阪に立派な配信スタジオがあるため、講演者をおもてなししながら開催できます。
株主総会や採用説明会、シンポジウムや新製品発表会など、社内と社外の両方に向けたオンライン講演会が配信可能です。
Cocripo
Cocripo(コクリポ)は、操作が簡単なウェビナー配信ツールです。操作マニュアルが充実していて、トラブルが発生してもサポート体制がしっかりしているため安心して使えます。
参加者とのチャット履歴、アンケートの管理機能も備わっているため、顧客分析に活用することができます。
Cisco Webex Events
Cisco Webex Eventsは、大規模なオンライン講演会にも対応した配信ツールです。高品質の画質で安定して配信することができます。
講演会やイベントの登録、配信、アンケートといったフォローアップなどさまざまな機能が搭載されています。
オンライン講演会を開催してアプローチ層を広げよう
今回の記事では、オンライン講演会の導入を検討されている方向けに、やり方やメリット、おすすめのツールを解説しました。オンライン講演会なら、参加者はどこに住んでいてもアクセスできるため、企業にとってアプローチできる顧客層が広がります。
新規の見込み客を開拓するためにも、ぜひ講演会やセミナーのオンライン化を図りましょう。
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