オンラインセミナーにおけるライブ配信とは?注意すべき3つのこと

「オンラインセミナーを実施したいけれど、どうやって配信すればいいのだろう?」「そもそもオンラインセミナーって何?どんな配信の方法があるの?」

オンラインセミナーは、新型コロナウイルス感染症をきっかけに急成長しつつあるセミナー方式なので、まだ身近に感じていない人もいることでしょう。

そこで本記事ではオンラインセミナーとはそもそも何か、どんなメリットがあるのかというポイントから、実際に配信する上での注意点まで解説していきます。気になる方は最後まで読んでみてください。

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オンラインセミナーとは?

そもそもオンラインセミナーとは言葉の通りで、オンライン上で行うセミナーのことです。「Webセミナー」や、最近では言葉を省略して「ウェビナー」とも呼ばれます。

これまでは、会場を用意してセミナーを開催するのが一般でした。しかし、オンラインで行うことに多くのメリットが存在します。

オンラインセミナーのメリット

オンラインセミナーのメリットは以下の5点です。

  • 見込み客を集客できる
  • セミナー開催にかかる費用を抑えられる
  • 人の目を気にせずコミュニケーションが取れる
  • 動画コンテンツを同時に作成できる
  • 分析・改善が容易にできる

オンラインで完結するセミナーだからこそ、生じるメリットが大きな意味を成します。それぞれ解説していきます。

見込み客を集客できる

オンラインで行うセミナーであるからこそ、日本全国に限らず世界規模で見込み客を集客できます。そして配信相手もオフラインの比ではありません。デバイス1つで配信できます。

セミナー開催にかかる費用を抑えられる

オンラインセミナーは、配信・受信する機材さえあれば開催できるので、会場費が不要です。オフラインであれば、会場まで行く必要があり、交通費が発生していましたが、この費用も不要。通信環境さえあれば、家でも職場でもどこにいても受講できるセミナーとなります。

人の目を気にせずコミュニケーションが取れる

オフラインにおけるセミナーでは、会場の雰囲気を気にして思っていたようなセミナーができなかったという失敗談を聞くことがありますが、オンラインセミナーではデバイスに向かって話すだけなので、この点の心配はなくなるでしょう。

参加者も気軽に質問できるので、コミュニケーション面でも双方にとってメリットとなります。

動画コンテンツを同時に作成できる

オンラインセミナーとして配信した動画は、そのまま動画コンテンツとして活用できます。もちろん編集して付加価値をつけるのも効果的です。

動画コンテンツの活用方法はさまざまです。例えば参加者の反応がよかったセミナーとなれば、それを有料コンテンツとして販売することもできます。販売せずとも、再度同じセミナーを開催するとなった際に、撮り直す必要もありません。
一度配信したセミナー動画をそのまま活用できます。

分析・改善が容易にできる

オフラインで参加者の反応や意見を分析する際には、毎回アンケートを配り、チェックして分析するといった面倒な工程があります。しかしオンラインセミナーではその労力も不要で、分析して改善するというプロセスが容易にできます

オンラインセミナーを配信する際に利用するツールにもよりますが、分析機能が搭載されていることが多いです。アンケート機能はもちろんQ&A機能、チャット機能など、セミナー分析に使える機能が存在します。

分析、改善によってセミナーの質を向上させるのが容易になれば、結果的に商品販売や自社のブランディングに繋がります

オンラインセミナーが持つ2つの配信方式

オンラインセミナーには、以下2つの配信方式があります。

  • ライブ配信
  • オンデマンド配信

ライブ配信

ライブ配信とは、リアルタイムで配信する方式です。

メリット

オンラインセミナーにおけるライブ配信のメリットとしては、以下の通りです。

  • リアルタイムで複数人に同時配信できる
  • 参加者のリアクションがすぐにわかる
  • 配信しながら臨機応変に対応できる
  • ライブ配信ならではの臨場感や貴重感を提供できる

オンラインセミナーを配信する中でもライブ配信はスピード性に長けています。そのことから自社製品の素早いPR活動や、採用活動する際の会社説明会などに適しています。

参加者の反応を見つつ、臨機応変に対応できる点もかなり大きなメリットです。
仮に参加者の反応がイマイチであれば、資料を変えてみたり、話し方に工夫をするといったことがその場で可能です。

デメリット

デメリットは以下の通りです。

  • 参加者側に日程を調整してもらう必要がある
  • 開催側も決まった日時に配信する必要がある
  • 参加者の反応を見つつ、フォローが必要な場合もある

デメリットで最も多く占めるのは、ライブ配信ならではの日程調整です。配信側、参加者側双方がきちんと決まった時間を確保する必要があります。メリットの部分で臨機応変に対応できると述べましたが、これはデメリットにもなり得ます。常に参加者の反応を見ておき、必要な場合はフォローを入れてあげなければ離脱してまう可能性もあるからです。

オンデマンド配信

オンデマンド配信とは、言い換えると録画配信です。

メリット

オンラインセミナーにおけるオンデマンド配信のメリットは以下の通りです。

  • 好きな時間に視聴してもらえる
  • 参加者のレベルに応じてセミナーを配信できる
  • 一度録画したセミナーは何度でも使える

オンデマンド配信のメリットは、いつでもどこでも配信可能という点と、何度でも再利用できることが大きな要素です。学習塾の授業や、自社製品の定期的なPRや商品の操作説明などに向いています。

オンラインセミナーの開催側は、一度配信するだけで、多くの視聴者から継続的に見てもらえる可能性があります。セミナーごとに参加者のレベルやニーズに応じて、使い分けることもできます。

デメリット

デメリットは以下の通りです。

  • 参加者とコミュニケーションが取れない
  • セミナーコンテンツを作成する必要がある
  • 参加者のモチベーションが上がりにくい

オンデマンド配信では参加者の疑問やニーズがわかりにくいです。そしてそれをその場で応えることもできません。発信者がその場にいない以上、セミナーの理解を深めるためのコンテンツ作成も必須でしょう。

ライブ配信と異なりいつでも観られるものなので、臨場感や貴重感が失われがちで、参加者のモチベーションが持続しにくいのも難点です。

オンラインセミナーにおける配信方式の選び方

オンラインセミナーにおける配信方式は配信内容によって選ぶべきです。配信する内容によって「ライブ配信」の方が効果的か、「オンデマンド配信」の利便性を重視すべきかが変わってきます。

  • ライブ配信→スピード性・強い臨場感・貴重感
  • オンデマンド配信→時間を選ばない・何度でも観れる

どちらを重視すべきかを考えながら、自社で配信方式を選ぶことが重要です。双方掛け合わせるのも効果的です。
例えば、自社の限定商品の促進であれば、まずはライブ配信でPRし、その後期間中だけその動画を編集して、オンデマンド配信するといった形も取れます。

人々に強く発信できる配信方式はやはりライブ配信でしょう。その場限りのセミナーなので、「今だけ」「このセミナーだけ」といった限定感を与えることができます。しかしライブ配信ではオンデマンド配信にはない注意点が存在します。

オンデマンド配信は作成したコンテンツを入念にチェックし、何度も改善することができますが、ライブ配信での情報発信はその場が勝負になります。事前にきちんと準備して臨む必要があります。

オンラインセミナーでライブ配信する際の3つの注意点

オンラインセミナーでライブ配信する際の3つの注意点は以下の通りです。

  • 配信環境は整っているか
  • 資料に不備はないか
  • セミナーの流れを把握しているか

上記の中で1つでも欠けると、オンラインセミナーにおけるライブ配信が失敗に終わる可能性があります。

配信環境は整っているか

1つ目は、配信環境が整っているかどうかを確認することです。具体的には、映像がきちんと映っているか、音声はしっかり拾われているかなどです。ライブ配信はリアルタイムでの配信なので、機材やデバイスに不備があった場合、参加者に余計な時間を取らせてしまいます。その結果、離脱してしまう参加者も出てきます。

本番前に配信環境のチェックは必ず行いましょう。

資料に不備はないか

資料に不備があれば、これも参加者の離脱に繋がります。オンラインセミナーと言えども、口頭だけでセミナーを行うのは稀だと思います。資料に沿って進めていくのが定石です。しかしその資料がわかりにくい、映像だと見えづらいなど思われてしまっては、参加者の理解が追いつかず、そのセミナーの有益性は半減してしまいます。

セミナーの流れを把握しているか

セミナーの流れもしっかり把握しておきましょう。いざライブ配信しても、セミナーの流れがわかっていなければ、理解しにくい、参加者の心に刺さりににくい講義となってしまいます

どのような手順で説明やPRをしていくのか、事前にきちんと把握しておく必要があります。

しっかり準備した上でライブ配信を行おう!

オンラインセミナーにおけるライブ配信では、参加者に限定感を与えることができ、講義や自社製品のPR活動において、強い効果を発揮します。しかし準備をきちんとしておかなければ、せっかくのセミナーが失敗に終わってしまうので注意が必要です。

失敗を避けるためには事前に機材をチェックし、資料を入念に確認しておくこと。セミナーの流れは、オフラインで一度他人に対してリハーサルを行うと、問題点や改善点を見つけられます。

ライブ配信は一度限りですが、次回の配信に向けてクオリティを上げていきましょう。オンラインセミナーだからこそ、分析と改善が容易にできます。【分析→改善】を繰り返していくことで、結果的に自社の集客や販売活動が強くなります。

オンラインセミナーを開催するにあたって、配信するためのツールを活用しましょう。数多く存在するツールの中で、【分析→改善】に特化したものもあります。
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これからウェビナー配信を活用していきたい方は、ぜひコンテンツの作り方の参考にしてください。