ウェビナーツールの選び方と活用のポイント

昨今、広告やWeb集客における動画の活用が進んでいます。動画を用いた注目のコンテンツの1つに「ウェビナー」というものがあります。これはウェブとセミナーを合わせた造語です。ウェビナーと言っても配信する内容はさまざまで、専門的な講義や会社説明といったものがあります。ウェビナーを使えば、国内の視聴者に配信できるだけでなく、海外にいる視聴者に対しても配信可能です。
当記事ではウェビナーツールの種類や活用のポイント、またウェビナーツール「ネクプロ」についてご紹介します。

ウェビナーツールの種類

ウェビナーツールは無料・有料のもの、国産のもの・海外のものなどに大別できます。では、それぞれの違いや実情について詳しく確認してみましょう。

有料ツールか、無料ツールか

有料ツールの利点は、音声や映像の質、回線の安定性が高く、映像が乱れにくい点です。機能面も充実しており、「自動翻訳機機能」など便利な機能が搭載されていることが多いです。また、サポートも充実しており、問題が起こったら緊急時でも即対応してくれるケースが一般的です。「ツールを扱う自信がない」「ITに弱い」といった悩みを抱えている場合には、カスタマーサポートを受けられる有料ツールを導入する方がいいかもしれません。欠点としては、使用料が発生するためコストがかさむことが挙げられます。

無料ツールの利点は、費用がかからずウェビナーを始められることです。しかし、画質や音質が悪いことや、機能も充実していないなど、使い勝手が悪いケースもあります。また、サポートも受けられないツールも多く、サポートがあってもメール対応だけなど限定的なものが多いです。これらの理由から、無料ツールを使う場合は社内の限られた人で使用するケースが多いです。

国産ツールか、海外ツールか

ウェビナーツールには、国産のものと海外のものがあります。
国産ツールの利点は日本人向けに作られているため、各機能やヘルプが日本語で書かれていてストレスなく操作できます。また、画面構成も直感的に扱いやすいでしょう。サポートも日本人が対応していることが多く、スムーズに対応してもらえます。

一方、海外ツールは日本語で書かれていない分、操作に慣れるのに時間がかかります。また、ヘルプやサポートも外国語なので、言語が読めないと使いにくい欠点があります。

配信のみのツールか、機能豊富なツールか

配信のみのツールの利点として、使いやすいことが挙げられます。シンプルな分、導入にさほど時間はかからないでしょう。また、機能自体が少ないため操作ミスも防げます。さらに、配信のみとシンプルな作りなので、無料で提供されているケースも多いです。
配信のみのツールの欠点としては、チャット機能などのコミュニケーション機能がなく、一方的な発信になりがちなことです。チャット機能はウェビナー中にリアルタイムで質問ができる便利な機能で、オンラインでも距離を感じることなくセミナーを受講することができます。チャット機能がないと視聴者はただ動画を視聴するだけなので、疑問を持っても質問できず、ウェビナーの離脱率が高くなりやすくなります。

対して、機能豊富なツールにはチャット機能などが搭載されているため、リアルタイム方式のウェビナーと相性が良いでしょう。双方向のコミュニケーションが取れるため、実際に会場でセミナーを受けているのと同じような体験ができます。また、動画だけでない音声配信やスマートフォン配信、録画機能、アンケート管理など、さまざまな機能が搭載されているため、ウェビナーをより効果的なものにすることができます。
欠点としては、機能の多さから使いこなすまでに時間がかかること、操作ミスが起こりえることが挙げられます。

サポートが受けられるか、受けられないか

サポートが受けられるか、受けられないかということも、ウェビナーツールを選ぶ際の大切なポイントです。ツール導入時に製品の使い方をレクチャーしてくれたり、問い合わせに対して迅速に対応してくれたりするサービスをおすすめします。
また、サービスに関して、定期的にヒアリングの機会を設けてくれる企業のツールも安心です。サポートが受けられない場合、基本的には社員が手探りで調べて、使う中で学んでいくしか方法はありません。このように、サポートが受けられないと何か起きても、自社で対応しなくてはなりません。

特にウェビナーツールを利用した経験がない方は、手厚いサポートを受けられるものがおすすめです。

ウェビナーツールの選び方

ウェビナーの種類とそれぞれの特徴について理解したところで、今度はウェビナーツールを選ぶ際のポイントを紹介します。

参加上限人数に気をつける

参加上限人数はツールやプランごとに決められています。特に無料のツールは参加上限人数が少ない傾向にあります。せっかく視聴しに来てくれたお客様が動画を見られずに離れてしまう問題を避けるためには、あらかじめどれくらいの人数が視聴できるか確認しましょう。

企業の利用は有料ツールが望ましい

先にご紹介した通り、無料ツールは費用がかからない分、機能が制限されていたり、映像や音声に問題があったりします。一方、有料ツールは費用がかかるものの、さまざまな機能も搭載されていて、映像や音声の乱れもほぼありません。また、サポート体制もしっかしています。

以上ことから、業で利用する場合は有料ツールを検討することを強くおすすめします。

絶対に必要な機能を整理する

ウェビナーツールを購入する前に行っておきたいのが「自社での課題が何なのか」という課題の洗い出し作業です。課題に対してそれを解消する機能のついたウェビナーツールを選ぶべきです。これを怠ると、ウェビナーツールは導入したものの、肝心の課題が解消せずに費用ばかりかかってしまいます。
自社で抱えている課題は何なのか、それはウェビナーを導入することで解決できるのか、今一度考えてみましょう。課題を洗いだす作業をしていると、ウェビナーを導入した後「なんとなくは便利になったけど、課題が解決していない」という事態を避けることができます。

利用料金と機能で比較する

ウェビナーを検討する際には、まず予算から決めましょう。その次に、予算に見合う中から製品を探し、シンプルなものか機能が豊富なものか、どちらにするか選びましょう。これは前に述べた「課題が解消できるか否か」の観点から選定するのがおすすめです。高価格で機能豊富のツールが良いとは一概に言えません。あくまで、目的と課題解決にマッチしたものを導入するようにしましょう。
例えば、低価格でシンプルなものならスムーズに導入できますし、使いやすいでしょう。また、本格的にウェビナーを行おうとしていて、特定の機能が搭載されていないと意味がない場合には、高機能のものを導入しましょう。

デモを利用してみる

製品を導入しようとしても、実際に活用してみないと、自社の課題が解決できるかどうか分かりません。そこで、多くの会社はデモ版のサービスを用意していることが多いです。ぜひデモを活用して、使い勝手や機能などが合っているか確認しましょう。
また、デモ版を使ってみて不明点が出てきた場合には問い合わせしてみましょう。この問合せの対応内容によって、サポートの質が分かることもあります。また、デモ版は1つの会社のものだけではなく、いくつかのツールを使って、比較・検討するのがおすすめです。

ウェビナーツール活用のポイント

ここからは、ウェビナーツールを活用する際のポイントをご紹介します。

各種機能をまずは使ってみる

まずは、実際に製品に触れて、使い心地やできることなどを確認しましょう。そのためには、ツールに備わっている機能を一通り使ってみることをおすすめします。次に自社で抱えている問題に対して、ツールを用いた解決策を試験的に行ってみて、実際に効果があるか確認してみましょう。

サポートを積極的に活用しよう

製品を使って疑問や意見が湧いたら、サポートを積極的に活用しましょう。訪問や電話、メールなどサポートの仕方はさまざまですが、速さと確かさを基準にして判断するのがベターです。例えば、「動作不良が起きた時に瞬時に駆けつけてくれるか」「メールや電話のレスポンスは早いか」といったことです。また、ツールを導入する前に、どのようなサポートを必要としているか、社内で洗い出しておくといいでしょう。

機能の要望があればベンダーに伝えてみる

もし、製品を使ってみて「この機能があれば課題を解決できるのに」「この機能があればもう少し効率的に作業できるのに」と感じる場合は、1度ベンダーに相談してみましょう。多少カスタマイズ料金を取られるかもしれませんが、対応してくれる可能性もあります。 また、すぐに改善は難しくても、アップデートの際などに要望した機能が取り入れられる可能性もあります。

ウェビナーの効果を計測し推移を見る

ウェビナーを導入したことで集客率やアンケートの回答率が上がるなど、効果を感じている企業も多いはずです。しかし、継続してウェビナーを行うのであれば、何が原因で、お客様はどうしてほしいのか、データを読み解いて改善に活かしていく必要があります。そのため、ウェビナーを開催して成功した、という結果に満足するのではなく、毎回きちんとデータを計測して、分析することが大切です。

ウェビナーツール「ネクプロ」について

最後に、弊社が提供するウェビナーツール「ネクプロ」についてご紹介します。

ネクプロで何ができる?

ネクプロを活用して、オンラインのセミナーやイベント、ウェビナーを行うことで集客数を増加させることができます。また、ネクプロではイベント情報の一元管理ができるため、運用業務を効率化できるでしょう。
さらに、アーカイブ動画を配信することによって、顧客との継続的なコミュニケーションも期待できるので、顧客の獲得から成約までのプロセスを一元化できるため、スムーズなリードナーチャリングが可能です。

ネクプロで解決できる課題

顧客開拓の経験のある方なら「忙しい人にも見てほしい」「遠方でもセミナーを開催したい」といったことで悩んだ方も多いのではないでしょうか。
ネクプロを活用すれば場所を問わずにWebイベントを開催できます。ライブ配信と録画配信の両方に対応しているので、ライブ配信で臨場感のあるセミナーを、録画配信で何度でも視聴できる動画を配信することができます。規模も数千~数万人規模のものが開催できるため、多人数のイベントにも対応できます。

また、来場型のセミナーを開催した場合は、申込管理・受付管理もウェビナーと併せて管理可能です。セミナーは申込の管理がバラバラになったり、煩雑になりやすかったりしますが、ネクプロではそうしたトラブルも回避できます。申込フォームが手軽に作成できるほか、申込者の管理もデータベースで一元管理できるのです。現地開催では手作業が多かった受付作業も、ネクプロのQRコードやスマホアプリで済ませられるので非常に便利です。

このように、セミナーやイベントに関する業務を効率化できるネクプロですが、開催後のフォローやナーチャリングにも役立ちます。顧客のデータベースを活用して、一斉にメール配信をしたり、資料を配布したり、参加できなかったユーザーに対してはアーカイブ動画を配信できるので、フォローもしっかりできます。
ネクプロを利用することで、来場型セミナーからウェビナーへの移行もスムーズに、コストを抑えながら集客数を伸ばすことができるのです。

ネクプロの導入企業

ここではネクプロを実際に導入していただいているお客様の事例を2つご紹介します。

<グローバル電子計測メーカー>
A社は、無料通信・航空・宇宙などにおいて、測定機能を備えたハードウェアとソフトウェアを提供しており、世界100カ国以上で約1万名の従業員を抱えている企業です。A社では、年に1度の展示会においてネクプロを使ったウェビナーを追加開催しました。その結果、ネクプロを使ったウェビナーで約2,000人の集客に成功しました。
また、ネクプロを使うことでアンケートの回答数が大幅に増加しました。当日参加できなかった見込み客にアーカイブ動画を公開することによって、継続的にコミュニケーションを取れる仕組みも構築できました。

<グローバル医療機器メーカー>
B社は世界70カ国以上に社員43,000名を抱える医療機器メーカーで、140カ国以上に製品を販売しています。B社では医療機器に関する情報ではなく、医療技術に焦点を充てた動画を配信することによって、医師の支援を行いました。また、新たなトピックが生まれた時には、ネクプロを使ってリアルタイムのウェビナーを開催しています。質疑応答がその場でできるため、お客様満足度の向上につながっています。

ウェビナーで製品紹介をしています!ぜひご覧ください 現在、ウェビナーで製品紹介動画を公開しています。特にウェビナー初心者や、ネクプロに興味のある方は必見です。ぜひご視聴ください。
ネクプロのマーケティングの機能や活用事例、ライブ配信の使い方など役立つ方法が盛りだくさんです。

【質疑応答可能セミナー】本セミナーでは、「ネクプロマーケティング紹介」をライブ配信いたします。ライブ配信中は、チャットでの質疑応答が可能です。※参加者の顔/音声…
v2.nex-pro.com

ウェビナーツールを正しく選んでビジネスに活かそう!

ウェビナーツールについてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。ウェビナーツールは製品によってさまざまな特徴があります。集客力や開催目的、配信形式や予算などを考慮して、自社にあったものを選ぶことが大切です。
無料のお試しツールやキャンペーンを行っているツールもあるので、ぜひ有効に活用しましょう。また、ツールを導入する際は自社の課題を考えて、ツールが自社にマッチしているかどうかも確認しておきましょう。
数あるウェビナーツールの中から何を選んだら良いか分からないという方は、ぜひ「ネクプロ」の導入をご検討ください。
ネクプロについては詳しくはこちらをご覧ください。