ウェビナー申し込みフォームの必須項目の数と完了率の関係

このシリーズの投稿を初めて読む方は、「PART1 効果的なウェビナータイトルの付け方」についても是非ご覧ください。

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ウェビナーの登録ページは「イベントに登録してもらう」はもちろんのこと「顧客が時間をかけて登録する理由を明白にする」これらを満たせれば他に余計な情報は不要です。

どのようなウェビナーのランディングページでも、2つの大きな要素で成り立っています。

イベント情報CTA(Call To Action:行動喚起)です。

もし、参加予定の可能性がある人がメールやソーシャルメディアでイベントについて既に知っているなら、ランディングページでは、イベントの詳細情報だけではなく、登録フォームを表示します。

1ページにこの2つの要素があれば他に余計な情報は不要です。イベント情報も顧客が時間をかけて登録をする理由を提示できていれば、後は登録フォームからイベントに参加登録をしてもらうだけです。
コンテンツは興味深く、実用的で顧客に関連したものであるか確認しましょう。登録に至るまでの情報提供が十分だと感じたら、次は登録フォームの設定です。

アメリカのマーケティング協会によると、登録フォームの必須項目が少ないほどコンバージョン率が高いようです。

統計ではフィールド数が増える毎にドロップオフ率が著しく高いことを示しています。
登録項目は8~10以内を目指します。
的を得た内容とシンプルなフォームによる組合せだけで印象付けるには、主催者は項目とワードを注意深く選ぶ必要があります。収集が必須となる情報は氏名と電子メールのみとし、他の項目で「工夫」してください。

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顧客はランディングページのコンテンツを閲覧した後、工夫して作成した簡潔で分かり易い登録フォームにきっと記入し、「送信」をクリックてくれるでしょう。

その後のアクションについては意識したことがありますか。
多くの場合、リダイレクトページを指定しますが、ウェビナーに関連したホワイトペーパーをダウンロードするページ、あるいは会社ブログのホームページにすることも可能です。
自社のソーシャルメディアに遷移させて登録者との関係をより強固にすることも可能です。

尚、必ずイベントを公開する前にフォームのテストを行いましょう。
フォームの入力から、情報の送信、リダイレクトが正しく動作していることを確認してください。すべてのウェビナーで最初の登録者となることが最も効率が良い手法(ベストプラクティス)となります。

本シリーズの次のパートでは登録からセミナー当日開始までに実行すべきことについて紹介します。

ウェビナー申し込みフォームの必須項目以外に重要な要素

ウェビナーの申し込みフォームを作成する上で、完了率を上げるためには必須項目の数に注意を払う必要がありますが、それ以外の工夫でも完了率を向上させることができます。

必須項目を分かりやすく表示する

必須項目の数を絞っておくことは重要ですが、必須項目か否かを分かりやすく表示することも重要です。入力欄の横に赤字で「必須」や「※」と記載することで、必須ではない項目との違いがすぐに分かるようにしておく必要があります。実際の必須項目数が少なくてもそれが伝わらなければ、離脱防止に繋がりません。

必須項目であるかないかに限らず、すべての質問を1ページにまとめる

入力フォームが2ページ、3ページと続いていると、どこまで続くのかと思って途中で離脱してしまう可能性が高くなってしまいます。「これですべての入力が完了した」と思い「次」のボタンを押してみたら、また入力フォームが表示されては、ユーザーの気持ちが折れてしまいます。面倒だと感じてしまうのです。
前述したように項目数を8~10程度に抑えれば、1ページにおさめることは容易なことでしょう。

フォーム入力の進行度を表示する

フォームの入力において、入力項目がどれだけあり、どこまで入力が完了しているかが分かることで、最後まで諦めずに入力してもらえるようになります。全部で10個の入力があり、5個まで完了しているのであれば「5/10」のような表示がされるようにしましょう。マラソンでも、ゴールが分かっていれば完走しきろうという気持ちが湧いてくるものです。
また、そのような表示はページをスクロールしても一定の位置に付いてくるような設定にすると見やすくなります。

入力例や入力形式を明確にする

半角英数字で入力して送信ボタンを押したらエラーになってしまい、全角入力を求められるフォームを見たことはないでしょうか。「あらかじめ全角入力を指定されていれば、半角で入力せずにエラーを返されることもないのに・・・・・・」とユーザー側からの視点で感想を持ったことがある人は多いと思います。
このように入力形式に指定がある場合は、入力例や説明を記載し、ユーザーが最初から適切な形式で入力できるようにしましょう。

自動入力など手間を減らす

例えば住所の入力の際、郵便番号さえ入れれば番地まで自動入力されると便利ですよね。同じように漢字で名前を入力すると、カナ入力が自動で反映されると入力の手間が省けます。
このように自動入力ができる項目があれば積極的に取り入れましょう。

入力エラーを即座に表示する

全角入力が必須のフォームでは、半角入力がなされた際に即座にエラー表示が出ると便利です。フォームの入力中にエラーに気づけるため、修正の対応をする心理的ハードルも低くなります。
表示方法としてよくあるのは、エラーが生じている入力欄を赤く表示したり、入力エラーを指摘するテキストが表示されたりする方法です。

入力した内容の一括クリア機能は用意しない

たまに一括クリアボタンを用意しているフォームを見かけます。途中でまったく違う情報を入力する気になったときには便利ですが、ウェビナーの申し込みフォームで必要になるケースがほとんどゼロに等しいでしょう。クリアボタンがあると間違えてクリックしてすべての入力内容が削除され、一から入力が必要になったことで、ユーザーの入力する気力を奪う可能性があります。
必要のない機能やボタンはつけないことは意外と大切なポイントです。フォーム入力のページには「確認ページに進む」や「送信」などのボタンのみを表示させるようにしましょう。

送信がエラーになった場合、入力内容を保持させる

送信ボタンを押してエラーになったとき、入力した内容が入力欄からなくなってしまうフォームは、ユーザーのフォーム送信を完了させる意欲を奪います。また一から入力しなくてはならず、手間になり、その手間を考えると「入力しなくていいや」と思ってしまいやすくなるからです。
もしエラーになっても入力した内容がフォームにそのまま残るようにフォームを作成しましょう。そうすれば、エラーの原因になっている箇所だけを修正することで、ユーザーは今度こそフォームを送信することができます。

送信完了を分かりやすく表示する

フォーム送信の画面遷移でよくあるのが、「入力ページ⇒確認ページ⇒送信完了を知らせるページ」の3段構成です。しかしウェブの入力フォームに慣れていない人だと、確認ページの時点で送信が完了したと勘違いしてしまうケースが多々あります。確認ページを挟まずに即座に送信完了となるようにすると、確かに送信未遂で終わるケースが減りますが、誤った情報で送信してしまうケースが増えてしまいます。
確認ページには「まだ送信は完了していません。ページ下部の【送信】ボタンをクリックしてください」などのテキストを表示し、まだ送信が完了していないことを伝え、そして完了を促すことが大切です。

離脱者に別の選択肢を提示する

これは完了率を上げるというよりも、完了させない場合でもユーザーを取りこぼさないための手段です。
入力中に「やっぱりこの時間は都合が悪いからウェビナーを視聴できない」と思ってフォーム入力を中断するユーザーもいます。そのようなユーザーはどんなに必須項目の数を絞って、入力しやすいフォームを設計しても、完了させずに離脱してしまいます。
そのようなユーザーを想定して、別のウェビナー日程を提示したり、ウェビナーではなく資料請求に誘導したりなど、他の選択肢を示すことで逃すことなく囲い込むことができます。
フォームの完了率を高めることは可能で、高めるための施策や実施すべきことではありますが、100%にすることは現実的に考えて不可能です。100%は不可能であるからこそ、離脱してしまうユーザーに対して対策を講じることが大切です。


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さらに、アンケートは事前・ウェビナーの最中・ウェビナー後とお好きなタイミングに表示されるように設定ができます。
フォームの作成を一から独自で行うには、費用も手間も掛かります。ネクプロなら簡単にフォーム作成ができるので、ウェビナー実施を検討中の方はぜひデモ版で機能を確かめてみていただければと思います。

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