「ウェビナー配信を始めたいけど、無料で使えるツールはあるのだろうか……?」
自社の製品やサービスをより多くの人々に知ってもらうために、ウェビナー配信を検討する企業担当者が増えています。その際、はじめからコストをかけて開催するのではなく、「まずは無料ツールで試したい」と考える方も多くいるのではないでしょうか。
そこで本稿では、ウェビナーツールを選ぶときのポイントや、無料ツールを紹介します。現在既にオンラインセミナーを開催されている方も、利便性の高い他のツールが見つかるかもしれないので、ぜひ参考にしてください。
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目次
ウェビナーとは
ウェビナーとは、英語のWeb「ウェブ」とSeminar「セミナー」が組み合わさってできた新しい言葉です。オンラインセミナーとも呼ばれ、インターネットの普及に伴い利用者が増加しています。
ウェビナーのメリットは、開催場所の縛りなく世界中のどこにいても受講できるということ。開催する企業にとっては、見込み客に広くリーチできるようになりました。
コンテンツ内容を充実させるのはもちろんですが、どのツールを使って配信するのかも重要となります。そこで次に、無料のウェビナーツールを選ぶポイントを解説します。
無料ウェビナーツールを選ぶチェックポイント
無料で活用できるツールは、有料版とは異なり使える機能に制限があります。そこで、選ぶ際に気をつけるポイントを3つ紹介するので、ぜひ参考にしてください。
参加人数や利用時間
無料版のツールでは、参加できる人数や配信できる時間に制限があるものがほとんどです。ウェビナーの開催時間になっても人数オーバーでアクセスできなかったり、制限時間を超えていきなり配信が途切れてしまったりしないよう、募集をかける際に気をつけるようにしましょう。
特に、ウェビナー終了後の質疑応答タイムが作れないと、参加者から不満の声があがったり、疑問が解消できず購買意欲が下がったりしてしまう可能性があります。
無料のツールを使って配信する際は、「少人数」で「手短に」終わるようにウェビナーの構成を練り、準備するようにすることが大切です。
回線の安定性
無料版は有料版と比較して、回線が安定していないこともあります。特に多くの人がアクセスするウェビナーでは、画面が見づらくなり音声が途切れるトラブルが発生してしまうかもしれません。
回線が不安定だと内容に集中できず、満足度が下がってしまいます。そのため、無料ツールを使う際は高い品質が求められる有料ウェビナーではなく、無料ウェビナーのみで使う方がベターかもしれません。
ウェビナー配信前に、必ずテストして回線の安定性を確認しておくことをおすすめします。
参加者の利便性
最後に、参加者にとって「使いやすいかどうか」も大切なポイントです。ウェビナーにアクセスする際、ツールに登録して名前や所属、メールアドレスなどを入力するといった手間がかかると、参加者は躊躇してしまうでしょう。
アカウントを作成したりアプリをインストールしたりしなくても、指定されたURLにアクセスさえすればウェビナーに参加できるツールがおすすめです。
また、操作方法が簡単であることも重要です。複雑な操作だったり、英語表記しかない場合、参加者によっては使いづらく感じてしまうでしょう。主催者へ問い合わせが増えて対応に追われてしまうことがあるので注意が必要です。
無料ウェビナーツール10選
いよいよ実際に、活用できる無料ウェビナーツールを紹介します。
Google Meet
Google Meetは、Googleが提供するビデオ会議ツールです。Googleのアカウントを持っていなくても参加できるのが魅力の1つです。
使い方はとてもシンプルです。Google Meetのページを開いて「新しい会議を作成」ボタンをクリックして「次回以降の会議を作成」を選択します。すると、URLが表示されるので、リンクをコピーしてウェビナー参加者に伝えればいいだけです。
参加できる人数は100名、参加者が3人以上だと1時間の利用制限があります。1対1だと24時間も無料で使えるのが素晴らしいですね。
Zoom
Zoomもアカウントの登録なしでウェビナーに参加することが可能です。無料で100名、40分までのウェビナーを開催できます。
Zoomは顧客満足度トップのウェビナーツールで、世界中の企業や個人から愛用されています。画面共有、ブレークアウトルームと呼ばれるグループ化、レコーディング、チャット機能も無料で利用可能です。
Skype
古くから人気のSkypeも、サインアップやアプリをダウンロードすることなくウェビナーに参加できます。以前は「無料通話できるアプリ」のようなイメージが強くありましたが、今ではHDビデオが利用可能です。
1回のグループビデオ通話機能で、50名参加できるのも魅力の1つとして挙げられます。ウェビナーの録画、背景ぼかし機能、画面共有ができとても使い勝手の良いツールです。
YouTube
現在YouTubeは動画配信サービスとして確固たる地位を築いています。スマホやパソコンを持っているのなら、見たことがない人はいないと言えるかもしれません。
あらかじめ録画した動画配信だけでなく、YouTubeのライブ配信機能を活用してウェビナーを開催することも可能です。配信後は動画としてYouTube上に保存できるので、ライブ配信後も活用できます。
無料で使えるだけでなく、参加者がアカウントを持っていなくても視聴でき、高画質で配信ができるのも特徴です。
Facebook Live
代表的なSNSの1つであるFacebookでは、Facebookでつながっている友達やフォロワーに向けてライブ配信ができます。Facebookアカウントを持っていると利用可能です。
日時を指定すれば、自動でFacebookに告知投稿がされるのでスケジュールを知らせることができます。また、リマインダー送信機能もあるので参加者を誘導しやすいのも特徴です。
Whereby
Whereby(ウェアバイ)もアプリのインストールやログインなしで簡単に使えるツールです。画面共有、直感的な操作、同じURLが活用でき、有料版は50人まで招待できます。
録画やチャット機能、絵文字でのリアクションもあるため楽しく使うことができます。無料版だと4名まで参加できるので、少人数制でウェビナーを開催したいときにおすすめです。
2021年4月現在では、日本語のウェブサイトは作成されていないため、英語に堪能な参加者に向けてウェビナーを開催するときに有効です。
Cisco Webex
Cisco Webexの無料版は、制限時間が最大50分、参加できる人数は最大100名まで招待できるツールです。スマホにも対応しているだけでなく、録画したウェビナーをパソコンに保存することも可能です。
参加者をグループ分けできるブレイクアウトセッション、バーチャル背景などさまざまな機能が活用できます。無料版でもオンラインサポートがついているので、ツールの使い方に疑問があった場合に問い合わせするといいでしょう。
LINC Biz
LINC Bizは月額0円からチャンネル数15、最大接続数3まで利用できる無料ウェビナーツールです。外部ユーザーへの招待は無料版では使えないため、社内での少人数のウェビナーに適しているといえるでしょう。
スタンダードプランは月額385円と少額から利用できるため、チャンネル数の制限なく使いたいときは有料版を使うのもいいかもしれません。
Microsoft Teams
Microsoft Teamsは、60分の利用時間、最大100人の参加、外部ゲストアクセス、最大10GBのクラウドストレージなどが無料で使えます。大人数のウェビナーで使えるのでおすすめです。
チャットメッセージ、Officeアプリの統合機能などもあり、ビジネス系のウェビナーに適しているといえるでしょう。
コクリポ
コクリポは参加者が最大3名、月間30時間の利用まで無料で使えるウェビナーツールです。画面共有やチャット、参加者の音声発信、さらにはアンケート機能まで利用できます。
100名または300名までのウェビナーを開催したい場合は、ビジネス/エンタープライズプランが初月無料で申し込めて、個別の無料相談も活用可能です。
無料ウェビナーツールで満足できないならネクプロがおすすめ
本稿では無料で活用できるウェビナーツールを10選紹介してきました。まずは無料で使用感を試してみて、ウェビナーを開催する準備を始めるといいでしょう。
もし無料版ツールで物足りなさを感じたのなら、ネクプロのウェビナーツールがおすすめです。ネクプロはオンラインセミナー開催だけでなく、マーケティングツールとしてウェビナー前後のフォローアップまでカバーしています。
例えば、申し込みフォーム作成、申し込みデータ管理、受講票の発行、来場者数の自動カウント、アンケート機能や分析など、包括的にウェビナーを運用することができます。
単にウェビナーを配信するのではなく、一括管理できるマーケティングプラットフォームを求めている方におすすめです。
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