ウェビナーツールのなかでも、ひときわ注目を浴びているのが「Zoomウェビナー」です。
しかし、「Zoomウェビナーの使い方は?」「導入するメリットは何があるのか?」といった疑問を抱いている方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、Zoomウェビナーについてご紹介します。Zoomミーティングとの違いや、使い方などを解説したので、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
Zoomウェビナーとは?
Zoomウェビナーとはその名の通り、Zoomというウェビナーツールを用いて行うウェビナーのことです。
そもそもウェビナーとはオンライン上で行うセミナーのこと。
「ウェビナー」という言葉の由来は、「ウェブ」と「セミナー」の2つの言葉が合わさり作られたものです。
ウェビナーはオフラインのセミナーよりもメリットが多いです。
具体的なメリットは以下の5点。
- セミナーのコストを削減できる
- 集客や顧客へのアプローチを容易にできる
- ターゲットに深いアプローチができる
- 簡単に参加者を分析できる
- 緊張せずにスピーチできる
オフラインのセミナーでは会場代や移動するための交通費がかかってきます。
しかしオンラインのセミナーではデバイスと通信環境さえあれば、どこでもできます。
集客に対しても場所を選ばないことから、参加者が集いやすいのが特徴です。
Zoomをはじめとするウェビナーでは参加者の分析やレポートなど、マーケティング機能が付いているため、分析に基づいたアプローチが可能。
オフラインで話すのが苦手な人でも、ウェビナーではデバイスに向かって話すだけなので、雰囲気などに呑まれにくく、緊張からの失敗も起こりにくいです。
ウェビナーツールの中でも、Zoomにおいてウェビナーと勘違いされがちなのがZoomミーティングです。
ZoomウェビナーとZoomミーティングの違いは?
ZoomウェビナーとZoomミーティングとの違いで最も大きい要素は、利用目的です。
Zoomウェビナーは、オンライン上で「セミナー(講演)」を行うためのもの。
対してZoomミーティングは同じくオンライン上で行う「ミーティング(会議)」を目的としています。
Zoomウェビナーはセミナーを目的とするため、1人や少数から大勢の人に対する発信に長けています。
参加メンバーは、主催者(ホスト)と参加者(パネリスト)に分類されます。
対してZoomミーティングはオンライン会議であるため、参加者全員が発信できる仕組みになっています。
詳しくは以下の表を参照してください。
Zoomウェビナー | Zoomミーティング | |
---|---|---|
利用目的 | セミナー(講演) | ミーティング(会議) |
参加人数 | 100〜10,000人 プランによる | 100〜1,000人 |
参加者の閲覧 | ホスト・パネリスト | 全員 |
ビデオ共有 | ホスト・パネリスト | 全員 |
ライブ配信 | ○ | ○ |
視聴のみの参加者 | ○ | × |
Zoomミーティングをウェビナーと勘違いしている人もいるので要注意です。
自社がセミナーを目的としているのか、会議を目的としているのかでどちらを検討するか変わってきます。
ZoomウェビナーはZoomミーティングと異なり、無料ライセンスでは実施できません。
Zoomウェビナーのライセンス料金
Zoomウェビナーのライセンス料金はプランによって異なります。
以下、Zoom公式サイトより、月間と年間のライセンス料金を参考にしています。
年間契約の方がはるかにお得なので、自社でウェビナーを行う頻度や規模を考慮しつつ参考にしてください。
【月間】ライセンス料金
参加者数 | 月間ライセンス費 |
---|---|
100名 | ¥5,400 |
500名 | ¥18,800 |
1,000名 | ¥45,700 |
3,000名 | ¥133,100 |
5,000名 | ¥334,700 |
10,000名 | ¥872,300 |
【年間】ライセンス料金
参加者数 | 月額プランとの差額 | 年間ライセンス費 |
---|---|---|
100名 | ¥11,000 | ¥53,800 |
500名 | ¥37,404 | ¥188,200 |
1,000名 | ¥91,400 | ¥457,000 |
3,000名 | ¥266,000 | ¥1,330,600 |
5,000名 | ¥669,800 | ¥3,346,600 |
10,000名 | ¥1,745,000 | ¥8,722,600 |
規模が大きければ大きいほど、年間ライセンスの方がお得になります。
しかしさほどウェビナーを開催しないのであれば、逆に損をすることになりますので、注意が必要です。
ウェビナー開催自体が初めてで、「試しに使ってみたい」というのであれば、まずは月間ライセンスの取得からでいいでしょう。
仮に試すにしても、右も左もわからない状態で試すのはあまりよくありません。
ウェビナー自体のメリットはすでに解説しましたが、「Zoomウェビナー」ならではのメリットと、使い方を確認しておく必要があります。
Zoomウェビナーを導入する5つのメリット
Zoomウェビナーを導入するメリットは以下の5つです。
- 最大10,000人までの大人数で参加できる
- 参加者の分析・レポート機能を活用できる
- ライブストリーミング配信ができる
- コミュニケーション機能を活用できる
- 収益化オプションにより収益を得られる
オンラインで行うからこそ、大人数に対して場所を選ばず有意義なセミナーを実施することができます。
Zoomでは最大10,000人まで可能。
参加者の分析などマーケティング機能もついており、セミナー自体を収益化することもできます。
唯一オフラインに劣りそうなコミュニケーション面ですが、Zoomウェビナーでは「挙手機能」「チャット機能」「ホワイトボード機能」など、さまざまな機能が付属しているので安心です。
最大10,000人までの大人数で参加できる
Zoomウェビナーでは最大10,000人まで参加できます。
オフラインでこの規模のセミナーを開催しようとすると、多くの労力がかかりますが、ウェビナーではデバイス1つで可能。
商品説明会や会員募集など、多くの人に発信したいときに有効的です。
参加者の分析・レポート機能を活用できる
参加者の分析やレポート機能も充実しており、出席状況やセミナーに対する離脱率なども記録されます。
仮に初めてのウェビナーで失敗してしまっても、記録されている数値から分析し、改善することが可能です。
分析や記録といったマーケティング機能は、オフラインよりも正確に確認できます。
ライブストリーミング配信ができる
ライブストリーミング配信も大きなメリットです。
多くの参加者がリアルタイムで観れることで、情報の正確性や説得力が強まり、参加者を惹きつけることができます。
ZoomウェビナーはYouTubeやFacebookのライブ配信と連携しており、これらのユーザーからの集客も見込めます。
自社がYouTubeやFacebookをきちんと運用している場合、連携させない手はありません。
「Zoom×YouTube or Facebook」は大きな武器となり得ます。
コミュニケーション機能を活用できる
Q&A機能やテキストチャット、画面共有などのコミュニケーション機能も充実しています。
オンライン上のセミナー形式とはいえ、完全な一方通行ではありません。
主催者側が淡々と話すものよりも参加者も参加でき、アクションを起こせる方がセミナーの価値は高まります。
双方がコミュニケーションを取るのに必要な機能は揃っています。
収益化オプションにより収益を得られる
収益化オプションにより、セミナー自体を収益化させることができます。
主催者(ホスト)が価格を設定し、有料ウェビナーとして開催することが可能。
自社がもともと、セミナー自体をコンテンツとして扱えるものを持っていれば、すぐにでも収益化できるかもしれません。
ニーズが高く、価値のあるウェビナーでは有効的な手法となり得ます。
Zoomウェビナーの使い方
Zoomウェビナーの使い方はとても簡単で、以下の3stepで完了します。
- プランの選択と購入
- スケジュールの設定
- パネリストと参加者の招待
ライセンスを購入済みの方は、2番目のスケジュール設定から行ってください。
プランの選択と購入
まずはZoom公式サイトからプランを選択し、購入します。
注意点は、自社の予定しているウェビナーの開催規模を考慮して選択すること。
いざウェビナーを実施しようとしても、参加できる人数が足りなければ開催できません。
決して安い金額ではないので、反対に参加できる人数が多すぎても経費の無駄遣いとなってしまいます。
スケジュールの設定
Zoomウェビナーの管理画面から、「ウェビナーをスケジュールする」を選択し、以下の内容を決定していきます。
- トピック
- 開催する日付と時間
- ウェビナーの所要時間
- 参加者登録の有無
- パスワード設定
※設定しなくてもOK - ビデオ設定、音声設定、録画設定
それぞれを順番に入力していけば、問題ありません。
パネリストと参加者の招待
最後にパネリストと参加者の招待です。
まずは、ウェビナーで進行や解説をしてもらうパネリストの招待から行います。
招待状のタブから、「パネリスト」→「編集」でパネリストを追加(招待)してください。
閲覧する参加者については、ウェビナー開催予定のURLをメールで送るなどして知らせてあげると、招待完了となります。
参加者は送られたURLのページにアクセスすることで参加できます。
パネリストと参加者の招待後、主催者(ホスト)は実際にウェビナーが開始されるまで、入念に準備しておきましょう。
いざウェビナーを開始して円滑に進めることができなければ、参加者や視聴者の離脱率が向上してしまいます。
【Zoomウェビナーで必要なものと、あると便利なもの】
- パソコンなどのデバイス
- マイク、スピーカー、ヘッドフォン
- カメラ
- Zoomソフト、アプリ
自社に適したプランでZoomウェビナーを活用しよう
Zoomウェビナーの使い方と導入するメリットを紹介してきました。
導入する際に重要なことは、自社にあったプランを選択すること。
そして、Zoomウェビナーの利用目的と活用方法を明確にして導入することです。
ウェビナーツールはZoom以外にも多く存在します。
Zoomで自社に適した活用方法やプランが見つからなければ、他の製品を検討してみてもいいかもしれません。
他社製品を検討する際にも、Zoomウェビナーのプラン選択と同様に、ウェビナーツールに求めている機能や開催規模、特徴を明確にして検討することが重要です。
- セミナーをはじめとしたイベントを簡潔にしたい
- 踏みとどまった見込み顧客へ、さらにリーチしたい
とお考えの方は、申込管理や受付管理、見込み顧客の管理もできる「ネクプロ」がおすすめです。
マーケティング機能に長けたウェビナーツールを探している方は、ぜひ検討してみてください。
これからウェビナー配信を活用していきたい方は、ぜひコンテンツの作り方の参考にしてください。